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小川洋子の世界へようこそ!【初心者におすすめの短編9作はこれだ!】

こんにちは。

彩人です。

小川洋子さんの小説」を読んでみませんか。

静かで、美しい文章が特徴的!!

少し不思議で、静かな雰囲気もあります。

でも、どこか惹かれてしまうのが魅力なんすよね〜。

長編はちょっと難しそう…

そう思う方もいるかもしれません…!

しかし、ちょっと待った!!

小川洋子さんには素敵な短編がたくさんあります。

短いので、気軽に読み始められますね。

ということで今回は、初めて読む人におすすめの短編を9つ選びました。

よろしくお願いします。

あやと
あやと
著者・彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は150〜200冊!

小川洋子のおすすめ短編ランキング7選!

おすすめ①耳に棲むもの


まず、1冊目のおすすめは「耳に棲むもの」。

こちらは去年の新刊となっています(↓)

耳の中に棲む私の最初の友だちは
涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれるのです。

補聴器のセールスマンだった父の骨壺から出てきた四つの耳の骨(カルテット)。
あたたかく、ときに禍々しく、
静かに光を放つようにつづられた珠玉の最新作品集。

オタワ映画祭VR部門最優秀賞・アヌシー映画祭公式出品
世界を席巻したVRアニメから生まれた「もう一つの物語」

音や声、聴こえるものがテーマ。

少しぞくっとする話もあります。

感覚が研ぎ澄まされるような読書体験。

最近の作品からお探しの方におすすめです。

おすすめ②口笛上手な白雪姫


2冊めのおすすめは「口笛上手な白雪姫」。

こちらは「小説幻冬」連載作品です(↓)

「大事にしてやらなくちゃ、赤ん坊は。いくら用心したって、しすぎることはない」。公衆浴場の脱衣場ではたらく小母さんは、身なりに構わず、おまけに不愛想。けれど他の誰にも真似できない多彩な口笛で、赤ん坊には愛された――。表題作をはじめ、偏愛と孤独を友とし生きる人々を描く。一筋の歩みがもたらす奇跡と恩寵が胸を打つ、全8話。

こちらは童話をモチーフにした物語。

でも、少し歪んだ鏡のよう。

童話的な物語も楽しめます。

一風変わった作品からお探しの方におすすめです。

おすすめ③掌に眠る舞台


3冊目のおすすめは「掌に眠る舞台」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

交通事故の保険金で帝国劇場の『レ・ミゼラブル』全公演に通い始めた私が出会った、劇場に暮らす「失敗係」の彼女。
金属加工工場の片隅、工具箱の上でペンチやスパナたちが演じるバレエ『ラ・シルフィード』。
お金持ちの老人が自分のためだけに屋敷の奥に建てた小さな劇場で、装飾用の役者として生活することになった私。

演じること、観ること、観られること。ステージの此方と彼方で生まれる特別な関係性を描き出す、極上の短編集。

こちらは、小さな空間、箱庭のような世界。

ミニチュアや模型が登場します。

職人の繊細な手仕事を感じるのがマル!

それでいて、独特な世界観も味わえます(↓)

「だって人は誰でも、失敗をする生きものですものね。だから役者さんには身代わりが必要なの。私みたいな」

最近の代表作からお探しの方におすすめです。

おすすめ④約束された移動


4冊めのおすすめは「約束された移動」。

こちらは個人的におすすめです(↓)

ハリウッド俳優Bの泊まった部屋からは決まって一冊の本が抜き取られていた――。客室係の「私」だけが秘密を知る表題作など、静謐で豊かな小説世界が広がる、“移動する”6篇の傑作短編集。

こちらは世界観が素晴らしい短編。

「移動に関する6つの短編」が収録されています。

静かな短編からお探しの方におすすめです。

おすすめ⑤人質の朗読会


5冊目のおすすめは「人質の朗読会」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた――紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして……。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。今はもういない人たちの声、誰の中にもある「物語」をそっとすくい上げて、しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。

こちらはWOWOWでドラマ化もされた作品。

本屋大賞にもノミネートされ、話題となりました。

ドラマ化作品からお探しの方におすすめです。

おすすめ⑥いつも彼らはどこかに


6冊目のおすすめは「いつも彼らはどこかに」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

たっぷりとたてがみをたたえ、じっとディープインパクトに寄り添う帯同馬のように。深い森の中、小さな歯で大木と格闘するビーバーのように。絶滅させられた今も、村のシンボルである兎のように。滑らかな背中を、いつまでも撫でさせてくれるブロンズ製の犬のように。――動物も、そして人も、自分の役割を全うし生きている。気がつけば傍に在る彼らの温もりに満ちた、8つの物語。

こちらは、ビーバーからカタツムリだっている短編。

とにかく「天才!?」と思わせる出来なんです(↓)

自分に自信がないとき、読む。
文字に寄り添って、もらえる。

特に、「帯同馬」が好き。モノレールに乗ってスーパーに試食品を作りにいくデモンストレーションガールの話。ひっそりとしていて、押し付けがましくない。

小川洋子は、天才だと思う。

こんな感じで、自信ももらえるのがマル!

天才的作品からお探しの方におすすめです。

おすすめ⑦最果てアーケード


7冊目のおすすめは「最果てアーケード」。

こちらはこんな短編となっています(↓)

使用済みの絵葉書、義眼、徽章、発条、玩具の楽器、人形専用の帽子、ドアノブ、化石……。「一体こんなもの、誰が買うの?」という品を扱う店ばかりが集まっている、世界で一番小さなアーケード。それを必要としているのが、たとえたった一人だとしても、その一人がたどり着くまで辛抱強く待ち続ける――。

こちらは、寂れた商店街が舞台。

そこに集う人々の物語。

ないんだけど、どこかにありそう…。

そんな不思議な気分を味わえます!

静かな短編集からお探しの方におすすめです。

おすすめ⑧不時着する流星たち


8冊目のおすすめは「不時着する流星たち」。

こちらは2019年の作品となっています(↓)

盲目の祖父は、家中を歩いて考えつく限りの点と点を結び、その間の距離を測っては僕に記録させた。足音と歩数のつぶやきが一つに溶け合い、音楽のようになって耳に届いてくる。それはどこか果てしもない遠くから響いてくるかのようなひたむきな響きがあった――グレン・グールドにインスパイアされた短篇をはじめ、パトリシア・ハイスミス、エリザベス・テイラー、ローベルト・ヴァルザー等、かつて確かにこの世にあった人や事に端を発し、その記憶、手触り、痕跡を珠玉の物語に結晶化させた全十篇。硬質でフェティッシュな筆致で現実と虚構のあわいを描き、静かな人生に突然訪れる破調の予感を見事にとらえた、物語の名手のかなでる10の変奏曲。

こんな感じで、6年前刊行された短編集。

硬めの静かな作品10個を味わうことが出来ます。

意表をついた作品からお探しの方におすすめです。

おすすめ⑨妊娠カレンダー


最後のおすすめは「妊娠カレンダー」。

こちらは芥川賞受賞作となっています(↓)

  • 文春文庫
  • 142ページ
  • 1994年刊行
  • 第104回芥川賞受賞

こんな感じで、芥川賞を受賞した本作。

特に表題作「妊娠カレンダー」が有名でして、静かな緊張感がマル!

それでいて、読みやすい作品となっています。

初心者の方におすすめです。

小川洋子の短編集まとめ

いかがでしたか?

今日は小川洋子さんの短編について書いてみました。

ちなみに「Audibleで聴ける短編」はこちら(↓)

Audible(オーディブル)のおすすめ短編小説12選!【短い小説】

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ではまた。

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