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小川洋子のおすすめ短編集ランキング7選!!【新刊から文庫本まで】

こんにちは。

彩人です。

小川洋子さんのおすすめ短編ってあるかな?

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕は小川洋子を読むこと20年!

中でも短い短編の大ファンです笑

そんな僕が「小川洋子さんの短編集」をご紹介しています。

よろしくお願いします。

あやと
あやと
著者・彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は150〜200冊!

小川洋子のおすすめ短編ランキング7選!

おすすめ①耳に棲むもの


まず、1冊目のおすすめは「耳に棲むもの」。

こちらは現時点での最新刊となっています(↓)

耳の中に棲む私の最初の友だちは
涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれるのです。

補聴器のセールスマンだった父の骨壺から出てきた四つの耳の骨(カルテット)。
あたたかく、ときに禍々しく、
静かに光を放つようにつづられた珠玉の最新作品集。

オタワ映画祭VR部門最優秀賞・アヌシー映画祭公式出品
世界を席巻したVRアニメから生まれた「もう一つの物語」

こちらは136ページほどの短い作品。

それでいて、静かな物語が魅力です!

最新の短編集からお探しの方におすすめです。

おすすめ②口笛上手な白雪姫


2冊めのおすすめは「口笛上手な白雪姫」。

こちらは「小説幻冬」で連載されていました(↓)

「大事にしてやらなくちゃ、赤ん坊は。いくら用心したって、しすぎることはない」。公衆浴場の脱衣場ではたらく小母さんは、身なりに構わず、おまけに不愛想。けれど他の誰にも真似できない多彩な口笛で、赤ん坊には愛された――。表題作をはじめ、偏愛と孤独を友とし生きる人々を描く。一筋の歩みがもたらす奇跡と恩寵が胸を打つ、全8話。

こちらは偏愛と孤独を描いた短編。

ちょっと変わった主人公たちが活躍しています。

一風変わった作品からお探しの方におすすめです。

おすすめ③掌に眠る舞台


3冊めのおすすめは「掌に眠る舞台」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

「だって人は誰でも、失敗をする生きものですものね。だから役者さんには身代わりが必要なの。私みたいな」

金属加工工場の片隅、工具箱の上でペンチやスパナたちが演じるバレエ「ラ・シルフィード」。
交通事故の保険金で帝国劇場の「レ・ミゼラブル」全公演に通い始めた私が出会った、劇場に暮らす「失敗係」の彼女。
お金持ちの老人が自分のためだけに屋敷の奥に建てた小さな劇場で、装飾用の役者として生活することになった私。

演じること、観ること、観られること。ステージの彼方と此方で生まれる特別な関係性を描き出す、極上の短編集。

こちらは2022年に刊行された短編集。

すごいのは、その見事な作り!(↓)

舞台で演じられる物語に纏わる短編集かと思いきや、やがて劇場そのもの、舞台そのものをモチーフとした世界に広がってゆく…
いつもながら著者の独特な視点と丁寧に描かれた目立たない人々の感情の起伏が心に染みる物語たちです。

こんな感じで、見事な視点がマル!

見事な短編集からお探しの方におすすめです。

おすすめ④約束された移動


4冊めのおすすめは「約束された移動」。

こちらは個人的におすすめです(↓)

ハリウッド俳優Bの泊まった部屋からは決まって一冊の本が抜き取られていた――。客室係の「私」だけが秘密を知る表題作など、静謐で豊かな小説世界が広がる、“移動する”6篇の傑作短編集。

こちらは世界観が素晴らしい短編。

どこがどう…というわけではないけど、とにかくハマる!

美しく静かな短編からお探しの方におすすめです。

おすすめ⑤人質の朗読会


5冊目のおすすめは「人質の朗読会」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた――紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして……。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。今はもういない人たちの声、誰の中にもある「物語」をそっとすくい上げて、しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。

こちらはWOWOWでドラマ化までされた作品。

本屋大賞にもノミネートされ、話題となりました。

ドラマ化作品からお探しの方におすすめです。

おすすめ⑥いつも彼らはどこかに


6冊目のおすすめは「いつも彼らはどこかに」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

たっぷりとたてがみをたたえ、じっとディープインパクトに寄り添う帯同馬のように。深い森の中、小さな歯で大木と格闘するビーバーのように。絶滅させられた今も、村のシンボルである兎のように。滑らかな背中を、いつまでも撫でさせてくれるブロンズ製の犬のように。――動物も、そして人も、自分の役割を全うし生きている。気がつけば傍に在る彼らの温もりに満ちた、8つの物語。

こちらは、ビーバーからカタツムリだっている短編。

とにかく「天才か!」と思わせる出来なんです(↓)

自分に自信がないとき、読む。
文字に寄り添って、もらえる。

特に、「帯同馬」が好き。モノレールに乗ってスーパーに試食品を作りにいくデモンストレーションガールの話。ひっそりとしていて、押し付けがましくない。

小川洋子は、天才だと思う。

こんな感じで、自信をもらえるのがマル!

天才的作品からお探しの方におすすめです。

おすすめ⑦最果てアーケード


最後のおすすめは「最果てアーケード」。

こちらはこんな短編となっています(↓)

使用済みの絵葉書、義眼、徽章、発条、玩具の楽器、人形専用の帽子、ドアノブ、化石……。「一体こんなもの、誰が買うの?」という品を扱う店ばかりが集まっている、世界で一番小さなアーケード。それを必要としているのが、たとえたった一人だとしても、その一人がたどり着くまで辛抱強く待ち続ける――。

こちら、正直、すごいっす!

なぜなら、どこかにありそうでない世界だから。

なので、この中では一番の傑作!

静かだけど懐かしい物語を味わうことが出来ます。

王道の短編からお探しの方におすすめです。

小川洋子の短編集まとめ

いかがでしたか?

今日は小川洋子さんの短編について書いてみました。

ちなみに「Audibleで聴ける短編」はこちら(↓)

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ではまた。

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