こんにちは。
彩人です。
「松永K三蔵さんの『バリ山行』ってどんな小説かな?」
今日はこんな方向けに記事を書いています。
僕は、「バリ山行」を読むこと2回!
過去にもたくさんの芥川賞を読んでいます。
そんな僕が「バリ山行」のあらすじと考察をしています。
よろしくお願いします。
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は100〜150冊!
松永K三蔵「バリ山行」の意味と感想
まずね〜、やってくれましたね、「バリ山行」。
バリ?
巴里?
インドネシア?
いえ、違いました。
「バリ山行」とは「バリエーション・ルート」の登山。
なので、山登りの小説となっています。
で、こちらの「バリ山行」。
良い意味で芥川賞らしくない…。
なぜなら、めっちゃエンタメ要素満載だから。
なので、「芥川賞、敬遠している」という方にもおすすめでっす。
では、どんなあらすじなのでしょうか?
続いて見て行きたいと思います。
松永K三蔵「バリ山行」ネタバレありのあらすじ
まず、主人公は、外装修繕(建設会社)で働いてるんすよ。
会社は、潰れそうで自分も、人員整理の対象(?)に。
というわけで、肩身の狭い思いをしています。
そんな主人公に、「みんなで登山行けへん?」と誘われます。
なので、いきなり、山登りの話から始まりました。
しかし、そこに「妻鹿さん」というある種、変わり者と遭遇。
急に、小説らしい展開となって行きます。
で、この「妻鹿さん」。
バリエーション登山という「山登り」にハマっているそう。
つまり、道なき道を行く登山でして、マニアなご様子。
ここから、妻鹿さんとの関係がスタートしました。
で、中盤以降は、妻鹿さんとともに「バリ山行」。
山登りをしたのでした。
※ネタバレします
バリ登山に行ったあと、主人公は、肺炎に。
で、妻鹿さんは、社長とやり合って、退社したのでした。
しかし、自分は、生き残り、登山と会社員を継続。
しかし、あの妻鹿さんは、もう、いないのでありました。
松永K三蔵「バリ山行」のラスト(結末)までの感想・考察
いやいや、この小説、めっちゃおもろいやんっ!
こんな面白い芥川賞、過去、あったでしょうか?
いえ、ありません(←反語)
で、結末がまたいいんすよ〜。
なぜなら、マスキングテープが良い働きしてるから!
なので、これ、傑作やん!!と叫んでしまいました。
受賞も納得の出来ですね!
で、これ、登場人物の名前が有名登山家の名前になってるそう。
最初に登山に誘ってくれた「松浦さん」は松浦輝夫(日本人で初めてエベレスト制覇!)。
「槇さん」も槇有恒という明治の登山家なんですね。
なので、ちょっとした仕掛けも楽しめます。
松永K三蔵「バリ山行」の解説・考察【伝えたいこと】
この小説で伝えたかったことは、「道なき道を行け!」です(たぶん)。
なぜなら、タイトルそのものの意味だから。
なので、「道なき道を行け!」と読みました。
ただ、助けてくれた、妻鹿さん。
優秀だった妻鹿さんは、最後、どうなったのか?
そこがポイントでした。
なぜなら、山で会えるかもしれないから。
なので、目印(マスキングテープ)とともに見つけてくれたらな〜と思いました。
松永K三蔵「バリ山行」まとめ
でね、この「バリ山行」。
2025年3月末にAudible化!
4時間46分ほどの作品になるそうですよ。
早いっ!
で、こちらのオーディブル、3ヶ月99円のキャンペーン中!
3ヶ月99円で、利用できるというメガ(妻鹿?)キャンペーン中なのです!
これを機会に入らない手はありましょうか?
いえ、ありません(←ふたたび反語)
というわけで、リンクから申し込んでいただけると嬉しいでっす!
また、「バリ山行の文庫情報」も書いているので良かったら!
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ではでは。