こんにちは。
彩人です。
「この世の喜びよの解説が読みたい…!」
今日はこんな方向けに記事を書いています。
僕は「この世の喜びよ」を読むこと2回!
今日はこちらの作品の感想や考察を書いています。
よろしくお願いします。

・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・芥川賞を読むこと25年!
Contents-目次-
井戸川射子「この世の喜びよ」の感想&解説&あらすじ【読みづらい】
井戸川射子「この世の喜びよ」概要とあらすじ
まず井戸川射子さんの「この世の喜びよ」とはこんな作品です(↓)
- 95ページ
- 講談社刊行
- 1650円(税込)
- 井戸川射子第2作目
- 第168回芥川賞受賞
こんな感じの井戸川射子さん2作目!
第168回芥川賞受賞でも話題となりました。
ちなみに作品のあらすじだとこんな感じです(↓)
ショッピングセンターの喪服売り場で働く「あなた」。
「あなた」には2人の子供がいました。
もう成人しています。
そんなある時、ショッピングセンターで中学生と遭遇。
またゲームセンターの店員、老人などとも知り合いました。
ここで淡々と過ごすうちに過去を思い出す。
そんな「あなた」が感じることとは?
こんな感じのショッピングセンターでの物語。
淡々とした日常や過去が綴られています。
ではこの作品は、どう読めば良かったでしょうか?
続いて見て行きたいと思います。
井戸川射子「この世の喜びよ」の考察&徹底解説!
この作品のポイントは「二人称」で描かれている点です。
なぜなら「私」は存在しなかったから。
なので「二人称」がポイントでした。
ではなぜ「私」ではなく「あなた」と表現されたのでしょうか?
僕が考える理由はこちらです(↓)
- 客観性を持たせる
- 「私」が存在しないことの隠喩
- 読んでいる「私たち」も主人公だと勘違いさせる
こんな感じで「多面的要素」を持たせるため。
なので「あなた」と表現されたと思われます。
また、ショッピングセンターという職場もポイント。
なぜならそこには、
- 老人
- 喪服売り場
- ゲームセンター
- 過去を彷彿とさせるもの
色んなものが詰まっていたから。
これはまるで、人生の縮図のよう。
なぜなら「生」から「死」、「性」まで詰まっていたからです。
なので「ショッピングセンター」もポイントとなっています。
井戸川射子「この世の喜びよ」の感想【つまらない?読みづらい?難しい?】
僕のこの作品の感想は、
- 難しい
- つまらない
- 読みづらい
の3つ。
なので、正直、しんどかったです。
でも不思議なのは、なぜか「惹かれる!」という点。
なぜなら、難しいわりにまた読みたくなったからです。
なのでとても不思議な読後感でした。
ただ、作者の井戸川射子さんは詩人だそう。
過去には「第24回中原中也賞」も受賞しています。
なので、詩的でクセのある作品だったようです。
まとめ
いかがでしたか?
今日は井戸川射子さんの「この世の喜びよ」について書いてみました。
ちなみに「この世の喜びよ」は7月28日、Audible化されます。
良かったらこちらもよろしくお願いします(↓)
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ではまた。