こんにちは。
彩人です。
「松永K三蔵さんの『バリ山行』ってどんな作品だろう?」
今日はこんな方向けに記事を書いています。
僕は、「バリ山行」を読むこと2回!
過去にもたくさんの芥川賞を読んで来ました。
そんな僕が「バリ山行」について書いています。
よろしくお願いします。
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は100〜150冊!
松永K三蔵「バリ山行」の意味と感想
まず、「バリ山行」とはこんな作品です(↓)
- 168ページ
- 講談社刊行
- 2024年7月発売
- 第171回芥川賞受賞
こんな感じで、第171回、芥川賞を受賞!
山登りの小説として話題となりました。
では、「バリ山行」とはどんな意味でしょうか?
巴里?
バリ?
インドネシア?
いえ、違いました。
「バリ山行」とは「バリエーション・ルート」の登山。
なので、山登りの小説となっています。
では、どんなあらすじなのでしょうか?
続いて見て行きたいと思います。
松永K三蔵「バリ山行」ネタバレありのあらすじ
まず、主人公は、外装修繕(建設会社)の勤務。
そこの人員整理要員として働いていました。
いわゆる、サラリーマンですね。
しかし会社は、潰れそうで、人員整理の対象(?)に。
というわけで、肩身の狭い思いをしていました。
そんな主人公は上司から「登山行けへん?」と招待。
いきなり、山登りの話からスタートしました。
しかし、そこで出会ったのが「妻鹿さん」。
彼は、会社でも癖のある社員の一人です。
で、この「妻鹿さん」。
バリエーション登山という「山登り」にハマっているそう。
つまり、道なき道を行く登山でして、マニアなご様子。
ここから、妻鹿さんとの関係がスタートしました。
そして、中盤以降は、妻鹿さんとともに「バリ山行」。
つまり、山登りをしたんですね。
※ネタバレします
バリ登山に行ったあと、主人公は、肺炎に。
妻鹿さんは、社長とやり合って、退社したのでした。
松永K三蔵「バリ山行」のラスト(結末)までの感想・考察
いや、この小説、めっちゃおもろいやんっ!
なぜなら、「山と人生」を掛け合わせているから。
なので、ここ最近で一番面白い小説だ!!と感じました。
で、結末がまたいいんすよ〜。
なぜなら、マスキングテープが良い働きしてるから!
妻鹿さんは、自分の通ったルートにマスキングテープをしていたんですね。
なので、これ、傑作やん!!と叫んでしまいました。
受賞も納得の出来ですね!
で、これ、登場人物の名前が有名登山家の名前になってるそう。
最初に登山に誘ってくれた「松浦さん」は松浦輝夫(日本人で初めてエベレスト制覇!)。
「槇さん」も槇有恒という明治の登山家なんですね。
なので、ちょっとした仕掛けも楽しめます。
松永K三蔵「バリ山行」の解説・考察【伝えたいこと】
この小説で伝えたかったことは、「道なき道を行け!」です(たぶん)。
なぜなら、タイトルそのものの意味だから。
なので、「道なき道を行け!」と読みました。
ただ、助けてくれた、妻鹿さん。
彼は、最後、どうなったのでしょうか?
マスキングテープと共に見つけてくれたらな…と感じました。
松永K三蔵「バリ山行」まとめ
でね、この「バリ山行」。
2025年3月末にAudible化!
4時間46分ほどの作品になるそうですよ。
早いっ!
で、こちらのオーディブル、3ヶ月99円のキャンペーン中!
30日無料で、利用できるというメガ(妻鹿?)キャンペーン中なのです!
これを機会に入らない手はありましょうか?
いえ、ありません(←ふたたび反語)
というわけで、リンクから申し込んでいただけると嬉しいでっす!
また、「バリ山行の文庫情報」も書いているので良かったら!
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松永K三蔵「バリ山行」の文庫発売日はいつ?面白くない?【大胆予測】
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ではでは。