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2025年文学賞を受賞した小説はこれだ!【直木賞から本屋大賞まで】

こんにちは。

彩人です。

今年の『文学賞』って誰が受賞したんだろう?

今年の直木賞や山本周五郎賞受賞者は誰かな?

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕の読書量は年間、150〜200冊!

その中で今年受賞した本や小説について書いています。

よろしくお願いします。

あやと
あやと
執筆者・彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は150〜200冊!

今年(2025年)文学賞を受賞した本・小説を解説!

今年(2025年)直木賞<前期>藍を継ぐ海(伊与原新)


まず、今年1月期の直木賞は「藍を継ぐ海」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

  • 新潮社
  • 283ページ
  • 2024年9月刊行
  • 第172回直木賞受賞!

こんな感じで、今年唯一の直木賞!

短編5篇を収録し、話題となりました。

今年の直木賞からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)芥川賞<前期>①デートピア(安堂ホセ)


続いて今年の芥川賞は「デートピア」。

こちらは前期の1作品目です(↓)

  • 137ページ
  • 河出書房新社
  • 2024年11月刊行
  • 第172回芥川賞受賞

こちらは安堂ホセさんの恋愛リアリティショー!

こちらが芥川賞受賞となりました。

安堂さんは、「ジャクソンひとり」でフランス「マルキ・ド・サド賞」候補。

そして2作連続で芥川賞に選ばれていました。

今年の芥川賞からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)芥川賞<前期>②ゲーテはすべてを言った(鈴木結生)


2作目の芥川賞は「ゲーテはすべてを言った」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

高明なゲーテ学者、博把統一は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。
ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。
ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何か、学問とは何か、という深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。
若き才能が描き出す、アカデミック冒険譚!

こんな感じで、アカデミーな家族の冒険譚。

ユーモアのある芥川賞となっています。

難しめの芥川賞からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)直木賞&芥川賞<後期>:該当作品なし

続いて、今年後期の芥川賞&直木賞は受賞作なし。

芥川賞は開始早々に、直木賞は熟考の末、選ばれませんでした。

来年前期に期待ですね!

今年(2025年)本屋大賞:カフネ(阿部暁子)


今年の本屋大賞受賞作は「カフネ」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

  • 講談社
  • 306ページ
  • 2024年5月発売
  • 2025年本屋大賞受賞
  • 第8回未来屋小説大賞受賞

こんな感じで、今年三冠に輝いた本作。

販売部数は32万部に達し、話題となりました。

本屋大賞受賞作からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)山本周五郎賞:女の国会(新川帆立)


今年の山本周五郎賞は「女の国会」です。

こちらはこんな作品となっています(↓)

選挙に弱い政治家は、
誰かの言いなりになるしかない。
だからーー。
強くなりたい。

国会のマドンナ“お嬢”が遺書を残し自殺した。
敵対する野党第一党の“憤慨おばさん”は死の真相を探りはじめる。
議員・秘書・記者の覚悟に心震える、政治​✕大逆転ミステリ!

こちらは政治とミステリーを描く物語。

今輝く、新川帆立さんの新作となっています。

ミステリー小説からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)吉川英治文学賞:方舟を燃やす(角田光代)


続いて吉川英治文学賞は「方舟を燃やす」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

  • 新潮社
  • 459ページ
  • 2024年2月発売
  • 吉川英治文学賞受賞

こちらは角田さんの問題作、「方舟を燃やす」。

デマ、フェイクニュース、宗教を描き話題となりました。

吉川英治文学賞からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)吉川英治新人文学賞:飽くなき地景(荻堂 顕)


続いて吉川英治文学新人賞は「飽くなき地景

こちらはこんな作品となっています(↓)

土地開発と不動産事業で成り上がった昭和の旧華族、烏丸家。その嫡男として生まれた治道は、多数のビルを建て、東京の景観を変えていく家業に興味が持てず、祖父の誠一郎が所有する宝刀、一族の守り神でもある粟田口久国の「無銘」の美しさに幼いころから魅せられていた。家に伝わる宝を守り、文化に関わる仕事をしたいと志す治道だったが、祖父の死後、事業を推し進める父・道隆により、「無銘」が渋谷を根城にする愚連隊の手に渡ってしまう。治道は刀を取り戻すため、ある無謀な計画を実行に移すのだが……。やがて、オリンピック、高度経済成長と時代が進み、東京の景色が変貌するなか、その裏側で「無銘」にまつわる事件が巻き起こる。刀に隠された一族の秘密と愛憎を描く美と血のノワール。
第46回吉川英治文学新人賞受賞作にして第172回直木賞候補作。

こちらは第172回直木賞候補にも選ばれた1冊。

東京の旧華族を描き、話題となりました。

吉川英治文学新人賞からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門:崑崙奴(古泉迦十)


続いて日本推理作家協会賞は「崑崙奴」。

こちらは「こんろんど」と読みます(↓)

第17回メフィスト賞『火蛾』で鮮烈なデビューを飾った幻の作家・古泉迦十による24年ぶりの本格ミステリ超大作が、ここに降臨!

大唐帝国の帝都・長安で生ずる、奇怪な連続殺人。
屍体は腹を十文字に切り裂かれ、臓腑が抜き去られていた。
犯人は屍体の心肝を啖(く)っているのではーー。
崑崙奴ーー奴隷でありながら神仙譚の仙者を連想させる異相の童子により、捜査線は何時しか道教思想の深奥へと導かれ、目眩めく夢幻の如き真実が顕現するーー!

「こんろんど」とは見るからに怖い鬼のような奴。

幻の作家、古泉さんの新作ということで注目されました。

ミステリー小説からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)読売文学賞:未定

続いて読売文学賞は「未定」です。

例年11月に選考が行われます。

決定次第、こちらでお知らせいたします。

今年(2025年)柴田錬三郎賞:一場の夢と消え(松井今朝子)


続いて今年の柴田錬三郎賞は「一場の夢と消え」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

曾根崎心中』『国性爺合戦』など、
数多の名作を生んだ日本史上最高のストーリーテラー・近松門左衛門。
創作に生涯を賭した感動の物語。

越前の武家に生まれた杉森信盛は浪人をして、京に上っていた。
後の大劇作家は京の都で魅力的な役者や女たちと出会い、
いつしか芸の道を歩み出すことに。
竹本義太夫や坂田藤十郎との出会いのなかで
浄瑠璃・歌舞伎に作品を提供するようになり大当たりを出すと、
「近松門左衛門」の名が次第に轟きはじめる。
その頃、大坂で世間を賑わせた心中事件が。事件に触発されて筆を走らせ、
『曽根崎心中』という題で幕の開いた舞台は、異例の大入りを見せるのだが……。

こちらは朝井まかてさんに絶賛された1冊。

近松門左衛門について知りたい方におすすめです。

今年(2025年)山田風太郎賞①神都の証人(大門剛明)


今年の山田風太郎賞は「神都の証人」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

ここにもある袴田事件、免田事件、財田川事件、足利事件の理不尽。

生きるということは、かくも哀しく美しいものか。照らし出される司法の闇、冤罪の虚構、人間の絆。作家の才能に嫉妬する。―堀川惠子(ノンフィクション作家・代表作『教誨師』)

突然、父親を奪われた少女に救いは訪れるのか? 事件の謎は戦前から令和まで引き継がれ、慟哭の結末は我々に生きる意味さえ問いかける、前代未聞かつ究極の「冤罪」ミステリー。世代を超えて社会の歪みと戦い続ける者たちの行き着く先とはいったい何なのか。

こちらは冤罪と司法の闇を描いた作品。

作家・染井為人さんに絶賛され、話題となりました。

冤罪ミステリーからお探しの方におすすめです。

今年(2025年)山田風太郎賞②ミナミの春(遠田潤子)


2冊目の山田風太郎賞は「ミナミの春」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

愛する娘を傷つけたくない。著者渾身の人情譚

痛みも後悔も乗り越えて、いつかみんなできっと笑える。
『銀花の蔵』で直木賞候補、
いま注目の作家が放つ“傑作家族小説”!

売れない芸人を続ける娘、夫の隠し子疑惑が発覚した妻、父と血のつながらない高校生……
大阪・ミナミを舞台に、人の「あたたかさ」を照らす群像劇。

こちらは遠田潤子さんによる群像劇。

家族小説からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)毎日出版文化賞:未定

続いて毎日出版文化賞も「未定」です。

決まり次第、お知らせいたします🙇‍♂️

今年(2025年)野間文芸賞:世界99<上下巻>(村田沙耶香)


今年の野間文芸賞「世界99」。

こちらは村田沙耶香さんの小説となっています(↓)

この世はすべて、世界に媚びるための祭り。

性格のない人間・如月空子。
彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。
空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。
ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。
当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。

3年以上にわたる著者初の長期連載がついに書籍化。
村田沙耶香の現時点の全てが詰め込まれた、全世界待望のディストピア大長編!

こちらは3年に渡る連載がついに終焉!!

朝井リョウさんに絶賛され、話題となりました。

ディストピア小説からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)野間文芸新人賞:時の家(鳥山まこと)


続いて野間文芸新人賞は「時の家」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

第47回野間文芸新人賞候補作!

ここで暮らしていた人々の存在の証を、ただ、描きとめておきたい。
三田文學新人賞でデビューした注目の小説家が、傑出した完成度で紡いだあたらしい建築文学。

青年は描く。その家の床を、柱を、天井を、タイルを、壁を、そこに刻まれた記憶を。
目を凝らせば無数の細部が浮かび、手をかざせば塗り重ねられた厚みが胸を突く。
幾層にも重なる存在の名残りを愛おしむように編み上げた、新鋭による飛躍作。

こちらは三田文學新人賞でデビューした鳥山さんの建築文学!

松永K三蔵さんに絶賛され、話題となりました。

建築文学からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)谷崎潤一郎賞:熊はどこにいるの(木村紅美)


続いて、今年の谷崎潤一郎賞は「熊はどこにいるの」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

生きるためにもがく者、
死ぬための場所を探す者──

暴力から逃れた女を匿う山奥の家に暮らす、リツとアイ。
津波ですべてを失ったサキと、災後の移住者であるヒロ。
震災から7年の地で、身元不明の幼子をめぐり、4人の女たちの運命が、いま、動き出す。

作者の木村さんはデビュー18年目。

その18年目にようやく各紙で絶賛され、話題となりました。

木村紅葉さんの最高傑作からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)泉鏡花文学賞①墳墓記(高村薫)


続いて今年の泉鏡花文学賞は「墳墓記」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

時空を超え、鮮烈に蘇る古の声、声、声。髙村文学の極限と愉楽がここに。
老いて死に瀕した一人の男が、意識の塊と化して長い仮死の夢を見る。そこに沸き立つのは高らかな万葉びとの声、野辺送りの声、笑い転げる兎や蛙の声、源氏の男君女君の声、都を駆けるつわものたちの声、定家ら歌詠みたちの声、そして名もなき女たちの声――。古文と現代文の自在な往還を試みた独創的文体、渾身の長篇小説。

こちらは独特の文体で綴る長編小説。

古文と現代文を織り交ぜた、高村文学となっています。

難しめの本からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)泉鏡花文学賞②奇のくに風土記(木内昇)


続いて2作目の泉鏡花文学賞は「奇のくに風土記」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

紀州藩士の息子・十兵衛(後の本草学者・畔田翠山(くろだすいざん))は、
幼いころから草花とは自在に語らうことができるのに、人と接するとうまく言葉を交わすことができずに育った。
ある日、草花の採取に出かけた山中で天狗(てんぎゃん)と出会ってから、面妖な出来事が身の回りで次々と起こり……。
若き本草学者の、生き物や家族、恩師との温かな交感と成長を描く、感動の時代幻想譚。

こちらは本草学者の成長を描いた感動譚。

木内昇さんの作品からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)島清恋愛文学賞:黙って喋って(ヒコロヒー)


続いて島清恋愛文学賞は「黙って喋って」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

「国民的地元のツレ」、ヒコロヒー初の小説! 平気をよそおって言えなかった言葉、感情がほとばしって言い過ぎた言葉。ときに傷つきながらも自分の気持ちに正直に生きる人たちを、あたたかな視線で切り出した共感必至の掌編18編を収録。

こちらは日本のお笑いタレント・ヒコロヒーさんの小説!

吉本ばななさんに絶賛され、話題となりました。

掌握小説からお探しの方におすすめです。

今年(2025年)三島由紀夫賞:橘の家(中西智佐乃)


今年の三島由紀夫賞は「橘の家」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

庭のその木は、人の生殖に力を与えるという。人類の業を抉る三島賞受賞作。

幼い頃に2階から落ちたが庭の橘の木のおかげで助かったことがある恵実。以来、木の力を恵実が媒介するという噂が流れ、子どもを望む人々が大勢家を訪れるようになった。自分にすがる彼らの気持ちに戸惑いながらも役割を果たす恵実だったが、そのことが自身や家族に暗い影を落とし――子孫繁栄という常識を揺さぶる問題作。

中瀬ゆかりのブックソムリエで紹介された1冊。

やや不思議なホラーちっくな小説となっています。

三島由紀夫賞からお探しの方におすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

今日は2025年の文学賞作品をまとめてみました!

ちなみに去年(2024年)の文学賞作品はこちら(↓)

2024年文学賞を受賞した小説はこれだ!【直木賞から本屋大賞まで】

こんにちは。 彩人です。 「今年『文学賞』って誰が受賞したんだろう?」 「今年の直木賞や山本周五郎賞受賞者は誰かな?」 今日はこんな方向けに記事を書いています。 僕の読書量は年間、150〜200冊! ...

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