こんにちは。
彩人です。
「村上春樹、苦手な人におすすめの小説ってある…?」
今日はこんな方向けに記事を書いています。
実は、筆者も村上春樹が大の苦手…。
「ノルウェイの森」と出会うまで、ずっと敬遠していました。
…そこで今日は!
村上春樹、苦手な方におすすめしたい本をご紹介。
よろしくお願いします。

・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・村上春樹の読者歴25年!
村上春樹が「苦手な人&嫌いな人」におすすめの本&小説6選!【これは読みやすい!】
まず、村上春樹読みやすい小説から読むのがおすすめです。
なぜなら「読みやすい小説」と「読みづらい小説」があるから。
なので、読みやすい小説から読むことがおすすめです。
具体的に言うと、
<読みやすい小説>
①ノルウェイの森
②風の歌を聴け
③羊をめぐる冒険
④パン屋再襲撃(短編)
⑤図書館奇譚(短編)
<番外編・絵本>
①羊男のメリークリスマス
こんな感じで、「ノルウェイの森」などがGOOD!
逆に、「1Q84」、「騎士団長殺し」などから読むのはNGです。
なぜなら、難しいとそれだけで嫌いになるから。
なので、読みやすい作品から読みましょう。
ただ、読みづらく、難しい作品が多いのも事実です。
具体的に言うと、、(↓)
①1Q84
②騎士団長殺し
③街とその不確かな壁
④ねじまき鳥クロニクル
⑤一人称単数(短編)
こんな感じで、最近の作品はどれも難解。
なので、最初の作品から読むのがおすすめです。
では、読みやすい作品とはどんな作品でしょうか?
具体的に見て行きたいと思います。
読みやすい村上春樹①ノルウェイの森
まず、1冊目のおすすめは「ノルウェイの森」です。
こちらはこんな作品となっています(↓)。
- 発行部数日本1000万部
- 発行部数中国100万部
- 2012年、名古屋文庫大賞
- 2010年、トラン・アン・ユン監督により映画化
- 43か国語に翻訳
- ファンが選ぶ村上春樹作品第1位
なんといっても日本での発行部数1000万部。
片山恭一さんの「世界の中心で愛を叫ぶ」に抜かれるまで日本一の売り上げでした。
また以下のことでも評価を高めたとされます(↓)
- どの作品よりも読みやすい
- 村上春樹定番の恋愛小説
- 定番の性描写や死などがテーマ
- 長年日本で一番売れた小説のトップだった
なので「ノルウェイの森」が一番のおすすめです。
読みやすい村上春樹②風の歌を聴け
2冊目のおすすめは「風の歌を聴け」。
おすすめ理由はこんな感じです(↓)
- 短い(168ページ)
- 会話文が多い
- 村上春樹のデビュー作
- 群像新人賞受賞
- 芥川賞候補
短い上にとてもポップ。
それでいて村上春樹ワールドは満載!
- 鼠
- 指のない彼女
- デレク・ハートフィールド(架空の作家)
こんな不思議な言葉が次々と出てきます。
またこちらの作品は以下の理由からとても有名です。
- 群像新人賞受賞作
- 村上春樹のデビュー作
サクッと読める上に代表作。
はじめて村上春樹を読む方におすすめです。
読みやすい村上春樹③羊をめぐる冒険
3冊目におすすめなのは「羊をめぐる冒険」です。
こちらをおすすめする理由は…(↓)
- ポップな冒険譚
- 村上春樹らしさ満載
- 野間文芸新人賞受賞
- キャラクターが親しみやすい
- 村上春樹が初めて書いた長編小説
独特の世界観、読みやすさ、文学賞受賞歴どれも総じて評価が高い作品。
それでいて愉快な冒険ストーリーとなっています。
「オーソドックスな作品から読みたい」という方におすすめです。
読みやすい村上春樹④パン屋再襲撃
4冊目のおすすめは、「パン屋再襲撃」。
こちらはこんな作品となっています(↓)
- パン屋再襲撃
- 象の消滅
- ファミリー・アフェア
- 双子と沈んだ大陸
- ローマ帝国の崩壊・1881年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界
- ねじまき鳥と火曜日の女たち
こんな感じで全6編を収録。
特に表題作「パン屋再襲撃」は、圧巻です(↓)。
「もう一度パン屋を襲うのよ。それも今すぐにね」
「今すぐに?」と僕は聞きかえした。
「ええ、今すぐよ。この空腹感が続いてるあいだにね。果たされなかったことを今果たすのよ」(「パン屋再襲撃」より引用)
こんな感じでとても楽しい作品。
村上春樹の短編を初めて読む方におすすめです。
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読みやすい村上春樹⑤図書館奇譚(ふしぎな図書館)
「図書館奇譚」は個人的にイチオシです。
村上春樹の初期の頃の短編なのですが、
- タッチが軽い
- ワクワクする
- 短編なので短い
- 村上春樹らしさ満点
- 挿絵あり・なしを選べる
こんなことからオススメです。
またこの図書館奇譚はなんと3バージョン。
なのでいろんなバージョンから選ぶことができます。
挿絵がないバージョンを楽しみたいなら、「カンガルー日和」に収録されているこちらがオススメ。
『ちょっと大人の村上春樹に触れてみたいな』
そんな読者の方にオススメです。
また「図書館奇譚」には別の挿絵付きの本もあります。
「アートブックシリーズ」と呼ばれるものです。
大人のために書かれた絵本ですが、中学生にも楽しめます。
また図書館で借りることもできます。
読みやすい村上春樹[番外編]⑥羊男のクリスマス(絵本)
「羊男のクリスマス」も村上春樹らしい絵本。
- 対象年齢:小学校低学年〜大人
- 総ページ数:68ページ
- 難易度:
挿絵も低年齢の子供向けで、文章も平易です。
より難易度の低い作品をお探しの方におすすめです。
ただクリスマスのお話なので、時期を選ぶのが難点。
読みやすい絵本からお探しの方におすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
今日は村上春樹の読みやすい作品をまとめてみました。
ちなみに「初心者でも読みやすい村上作品」はこちらでもご紹介しています(↓)
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