読書

万城目学「八月の御所グラウンド」ネタバレありの感想&あらすじ!

こんにちは。

彩人です。

『八月の御所グラウンド』の内容が知りたい…!

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕は「八月の御所グラウンド」を読むこと2回!

結果、めっちゃハマりました!!

そんな僕が「八月の御所グラウンド」について書いています。

よろしくお願いします。

あやと
あやと
執筆者・彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は150〜200冊!

万城目学「八月の御所グラウンド」【概要】


八月の御所グラウンド (文春e-book)

まず「八月の御所グラウンド」とはこんな作品です(↓)

  • 204ページ
  • 文藝春秋刊行
  • 2023年8月発売
  • 第170回直木賞受賞作
  • 万城目学16年ぶりの京都舞台の中編

こんな感じで、去年8月に発売された新作!

第170回直木賞の受賞で、話題となりました。

ではこちらはどんな作品でしょうか?

続いて見て行きたいと思います。

「八月の御所グラウンド」のネタバレありのあらすじ

まず、1話目はマラソンの話。

主人公・坂東が京都を駆ける話でした。

例えばあらすじで言うと、こんな感じ(↓)。

※ネタバレしています。ご注意ください🙇‍♂️

「十二月の都大路上下(カケ)ル」あらすじ

主人公・坂東(サカトゥー)は駅伝ランナーの補欠。

大会のため、京都に来ています。

ところが、ココミ(先輩)が欠場するということで、急遽、ランナーに。

思っても見ない、抜擢でした。

駅伝大会当日は、雪の降るあいにくのお天気。

ところが、サカトゥーは元気よく走ったのです。

ただ、ふと沿道を見ると、新撰組の格好をした人たちが伴奏。

何だろう?ということで、物語が展開して行きます。

果たしてその正体とは?

こんな感じで、60ページほどの短編。

とても読みやすい作品でしたよね!

続いて2話目「八月の御所グラウンド」は野球の話。

主人公・朽木が京都で野球をする話でした。

例えばあらすじで言うと、こんな感じです(↓)

※ネタバレしています。ご注意ください。

「八月の御所グラウンド」あらすじ

主人公・朽木は、友人に誘われて焼肉へ。

そこで野球の試合に出て欲しいと頼まれました。

試合が開催されたのは京都御所・グラウンド(御所G)。

そこで9人目のメンバーとして、野球をプレイ。

素人ながら、野球に参加したのです。

ところがチームは快勝!!

続いて2回戦に行くこととなりました。

2回戦目の助っ人は女性のシャオさん。

中国人の日本スポーツ研究家でした。

ところがそんな素人2人が参加しても、チームは快勝!

次は3回戦へと進むこととなったのです。

3回戦で足りない人数は3人。

そこに加わったのが「遠藤」「山下」「えーちゃん」。

彼らはなぜか野球が上手いのでした。

さて、試合が進むに連れ、シャオさんはあることに気づきます。

それは「えーちゃん」が「沢村栄治」に似ているということに。

なぜ現代に沢村栄治が現れたのか?

そして幽霊、えーちゃんは最後、登場するのか?!

こんな感じで、めっちゃ読ませるストーリー!

とても「八月」を感じさせるストーリーでしたよね。

では、なぜえーちゃんや新撰組が出たのでしょうか?

続いて見て行きたいと思います。

「八月の御所グラウンド」の読みどころ【えーちゃんとは?】

この本の読みどころは「不思議をどう解釈するか」です。

例えば、1話目「十二月の都大路上下(カケ)ル」では新撰組が登場。

そして「八月の御所グラウンド」では、えーちゃんが登場しました。

なので、問題は不思議・不可思議をどう解釈するか。

そこが読みどころでした。

そして巷で話題となっているのが「えーちゃん」。

亡くなったはずの、沢村栄治が登場したからです。

これには、びっくりしましたよね!

ところが登場した理由は「野球願望がしたかった」から。

なので八月のお盆に登場したようでした。

「八月の御所グラウンド」の感想

最後に「八月の御所グラウンド」は次のような感想が多かったです(↓)

いつもの奇想天外な万城目ワールドが昇華して、幽霊たちの謎解きから「あの戦争」へとつながる物語になった。ともすれば地面から浮かび上がりそうな展開をうまく接地させています。セットの短編「12月の都大路上下ル」も最後まで読むと、さりげない前奏曲になっていたことがわかる。やはり万城目さんは京都話が似合いますね。

読書メーター・おさむさんの感想より引用

こんな感じで、上手かった!とする感想が多数!

確かに、新しい万城目さんを感じさせましたね。

また、(↓)

短編と中編の2篇。駅伝の方は本のかさまし感はすごかったが、御所グラウンドの方はめっさよかった。暑くも清々しい御所グラウンドは、いろいろな人の思いが重なった場所だった。小説を通じて、そうであってほしい事が、そうだったに違いないと思えるのは小説の醍醐味だなって思った。

読書メーター・五月雨ザバレタさんの感想より

こんな感じで、小説の醍醐味とする感想もちらほら。

このあたりは直木賞受賞も納得の出来でした。

「八月の御所グラウンド」まとめ

いかがでしたか?

今日は万城目学さんの「八月の御所グラウンド」についてまとめました。

ちなみに「八月の御所グラウンド」は、Audibleでも配信中!


八月の御所グラウンド

今なら30日無料で聴くことが出来ます。

こちらは聴く読書となっていまして、月額1500円で利用可能!

買おうか迷っている方は、ぜひ登録してみてください(↓)

>>オーディブル30日間無料トライアル

また万城目さんのおすすめ小説はこちら(↓)

万城目学おすすめ作品ランキング13選!【奇想天外ワールドを楽しもう】

こんにちは。 彩人です。 「万城目学でおすすめ作品が知りたい!」 今日はこんな方向けに記事を書いています。 僕は万城目さんのファン歴、10数年! 万城目作品は、ほぼ全作品読破しました。 そんな僕がおす ...

続きを見る

良かったらこちらもよろしくお願いします。

ではまた。

プロモーション

-読書