「成瀬は天下を取りにいく」は面白くないところが面白い！【感想】

こんにちは。

彩人です。

「『成瀬は天下を取りにいく』って面白いのかな？」

「『成瀬は天下を取りにいく』って面白くないって聞いたけど…」

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕の年間読書量は、100〜150冊！

そんな僕が「成瀬は天下を取りにいく」について書いています。

よろしくお願いします。

あやと

執筆者・彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は100〜150冊！

「成瀬は天下を取りにいく」は面白くない？！【概要】

成瀬は天下を取りにいく「成瀬」シリーズ

まず、「成瀬は天下を取りにいく」とはこんな作品です（↓）

201ページ
新潮社刊行
2023年3月発売
第21回本屋大賞受賞

こんな感じで、本屋大賞を受賞した本書。

今年1月、続編も発売され、話題となりました。

ところがこちらがあまり、面白くない！！

なぜなら、やや淡々としたお話しだったから。

なので、言うほど「面白くない」作品となっています。

では、どこに魅力を感じれば良かったでしょうか？

続いて見て行きたいと思います。

「成瀬は天下を取りにいく」の魅力とあらすじ＆感想

1話目「ありがとう西武大津店」

1話目は西武百貨店閉店の話。

「西武大津店」の閉店を惜しむところが魅力です。

成瀬が毎日、「西武大津店」に駆けつけ、閉店を惜しむ…。

正直、話としてはありがち。

しかし、

毎日駆けつける
テレビに映ろうとする

こんなところに魅力が詰まっています。

なので設定とキャラが読みどころでした。

2話目「膳所から来ました」

2話目「膳所から来ました」はM-1出場の話。

成瀬がコンビを組み、M-1に出場したのです。

なので、

成瀬と島崎の掛け合い
M-1と成瀬という組み合わせ

が読みどころ。

正直、この設定と漫才だけは、面白い！

なぜなら、笑えるし、予想外だったから。

なので、漫才や設定を楽しむ作品となっています。

3話目「階段は走らない」

3話目「階段は走らない」は成瀬が登場ない作品。

なので、話の作りや設定が読みどころとなっています。

主人公はまさかの40代・男性。

同窓会をしようとするおじさんが主人公でした。

なので、構成や作りを楽しむ作品となっています。

4話目「線がつながる」

4話目「線がつながる」は高校進学が読みどころ。

なので、高校生活を楽しむ作品となっています。

高校生になった成瀬が坊主で登場！！

いやいや、女子高生が坊主はありえへんて…（笑）

なので、成瀬の高校生活を楽しむ作品となっています。

5話目「レッツゴーミシガン」

5話目「レッツゴーミシガン」はかるた部の話。

かるた部が全国大会に出場する話です。

この話の魅力は、男子学生が成瀬に、恋をしたところ。

なので、展開や反応を楽しむ作品となっています。

なので、5話目はなんと恋物語でした。

6話目「ときめき江州音頭」

最後「ときめき江州音頭」は盆踊り司会の話。

成瀬の今後がどうなるかが読みどころです。

島崎は東京へ進学。

ゼゼカラも解散？！

いえいえ、楽しみなラストが用意されていました。

予想をひっくり返す展開でした。