こんにちは。
彩人です。
「芥川賞ってどれが一番面白いんだろう？」
「芥川賞の最高傑作は何かな？」
今日はこんな方向けに記事を書いています。
僕は芥川賞を読むこと25年！
芥川賞、大好き人間です（笑）
その中でも「最高傑作」の作品をご紹介しています。
よろしくお願いします。
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・芥川賞の読者歴25年！
歴代芥川賞の最高傑作ランキング！【どれが一番面白い？】
ランキング1位：コンビニ人間（村田沙耶香）
まず、ランキング1位は「コンビニ人間」。
こちらはこんな作品となっています（↓）
- 第155回芥川賞受賞
- 海外30ヵ国語に翻訳
- 全世界累計100万部突破
- 2019年、ラジオドラマ化
- 米国ニューヨーカー誌のベストブックス2018の1冊に選出
「コンビニ人間」は海外評価がとても高い作品。
全世界30カ国に翻訳されました。
そして、こちらは内容もめっちゃ面白い！（↓）
コンビニで働く様の描写が妙にリアル、作者が実際に働いてると聞いて納得。
観点が面白い、色々と考えさせられる1冊でした。
Amazon.co.jpより引用
こんな感じで、リアルな描写が特徴的！
一番の傑作からお探しの方におすすめです。
ランキング2位：日蝕（平野啓一郎）
ランキング2位は平野啓一郎さんの「日蝕」。
こちらはこんな作品となっています（↓）
- 新潮社刊行
- 全189ページ
- 第120回芥川賞受賞作
- 全ページにわたり旧字体で描かれる
- 三島由紀夫の再来と言われ、賛否を巻き起こす
こんな感じの芥川賞受賞作。
かなり難しめの作品となっています（↓）
これより私は、或る個人的な回想を録そうと思っている。これは或いは告白と云っても好い。告白であるが上は、私は基督者として断じて偽らず、唯真実のみを語ると云うことを始めに神の御名に於いて誓って置きたい。
平野啓一郎「日蝕」の冒頭より引用
こんな感じでかなりの難読。
ところがこちらはなぜか読ませる！
難しい小説からお探しの方におすすめです。
ランキング3位：火花（又吉直樹）
3冊目の最高傑作は又吉直樹さんの「火花」。
こちらはこんな作品となっています（↓）
- 第153回芥川賞受賞
- 第28回三島由紀夫賞候補
- 2016年、ドラマ化
- 2017年、映画化
- 2018年、舞台化
- 売り上げ327万部突破
- 海外5カ国語に翻訳
こんな感じで文学賞から、映像化までされた作品。
又吉さんのデビュー作としても話題となりました。
芥川賞イチ、有名な作品からお探しの方におすすめです。
ランキング4位：むらさきスカートの女（今村夏子）
4冊目の傑作は「むらさきスカートの女」です。
こちらはこんな作品となっています（↓）
- 朝日文庫
- 2019年刊行
- 第161回芥川賞受賞作
「むらさきスカートの女」は今村夏子イチの代表作。
売り上げも10万部に達し、話題となりました。
今村夏子イチ、有名な作品からお探しの方におすすめです。
ランキング5位：苦役列車（西村賢太）
ランキング5位は、西村賢太「苦役列車」。
こちらはこんな理由から傑作です（↓）
- 2010年刊行
- 2012年映画化
- 第144回芥川賞受賞作
こんな感じで、映画化までされた本作！
西村さんの「苦役っぷり」がすごいんです（↓）
こんな屈折した真実の青春像を描いた作品は他にない。
Amazon.co.jpより引用
こんな感じで、真実の青春が読めるのがマル！
西村賢太の傑作からお探しの方におすすめです。
ランキング6位：共喰い（田中慎弥）
ランキング6位は「共喰い」。
こちらはこんな作品となっています（↓）
- 第146回芥川賞受賞
- 2013年、映画化
- 売り上げ25万部突破
- 併録の「第三紀層の魚」も芥川賞候補
「共喰い」は芥川賞受賞会見の時、著者が「（賞を）もらっといてやる」と言ったことで話題に。
しかし映画化＆売上25万部突破でも話題となりました。
一風変わった芥川賞からお探しの方におすすめです。
（※やや性描写があります）
ランキング7位：スクラップ・アンド・ビルド（羽田圭介）
7位はは「スクラップ・アンド・ビルド」。
こちらはこんな作品となっています（↓）
- 第153回芥川賞受賞
- 売り上げ21万部突破
- 2016年NHKにてドラマ化
- 又吉直樹「火花」と同時受賞
「スクラップ・アンド・ビルド」は又吉さんと同時受賞した作品。
介護をテーマとし、話題となりました。
そしてこちらも、
- ドラマ化
- 売り上げ21万部
と読ませる読ませる！
個人的に、イチオシの芥川賞となっています。
読みやすい作品からお探しの方におすすめです。
ランキング8位：サンショウウオの四十九日（朝比奈秋）
ランキング8位は「サンショウウオの四十九日」。
こちらはこんな作品となっています（↓）
- 新潮社刊
- 144ページ
- 2024年7月発売
- 第171回芥川賞受賞作
こんな感じで、第171回芥川賞受賞作！
朝比奈秋さんの第4作目としても、注目されました。
こちらは、言ってることが「深い＆難しい」！（↓）
朝比奈氏の作品は全部読んでいるが、
芥川賞受賞の本作で初めて、最後まで読み切るのに難儀した。
つまり…つまらなかった。Amazon.co.jpより引用
こんな感じで、読むのに一苦労。
ただ、とても芥川賞らしい作品となっています。
最新の芥川賞からお探しの方におすすめです。
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ランキング9位：推し、燃ゆ（宇佐見りん）
ランキング9位は「推し、燃ゆ」。
こちらはこんな作品となっています（↓）
- 2020年9月刊
- 河出書房新社出版
- 第164回芥川賞受賞
- 2021年本屋大賞9位
- 全世界で売上げ80万部突破！
こんな感じの第164回芥川賞受賞作。
世界15ヵ国で翻訳され、話題となりました。
ただ、作品としては、とても読みやすめ。
中高生、初心者にもやさしい内容となっています。
読みやすい作品からお探しの方におすすめです。
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ランキング10位：しんせかい（山下澄人）
最後の傑作は「しんせかい」。
こちらはこんな理由から傑作です（↓）
- 新潮社刊
- 163ページ
- 第156回芥川賞受賞
こんな感じで、倉本聰さんの富良野塾生2期。
降板させられ、小説家・脚本家となりました。
正直、レビュー評価は低め。
しかし僕は、病んでいる時、とても元気をもらいました。
個人的な最高傑作からお探しの方におすすめです。
芥川賞最高傑作ランキングまとめ
いかがでしたか？
今日は芥川賞の最高傑作について書いてみました。
ちなみにKindle Unlimitedで読める芥川賞はこちら（↓）
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