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2023年文学賞を受賞した小説はこれだ!【直木賞から本屋大賞まで】

こんにちは。

彩人です。

今年『賞』を受賞した小説って何だろう?

今年の直木賞や山本周五郎賞は誰が受賞したのかな?

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕の読書量は年間、150〜200冊!

その中で今年受賞した本や小説について書いています。

よろしくお願いします。

あやと
あやと
執筆者・彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は150〜200冊!

今年(2023年)文学賞を受賞した本・小説を解説!

今年(2023年)直木賞①:極楽征夷大将軍(垣根涼介)


まず、今年の直木賞(下半期)は「極楽征夷大将軍」です。

こちらはこんな作品となっています(↓)

やる気なし
使命感なし
執着なし
なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?

動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。
足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。
一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。

こんな感じでして、552ページの歴史小説!

鎌倉時代の小説となっています。

直木賞からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)直木賞②:木挽き町のあだ討ち(永井紗耶子)


そして、今年2冊目の直木賞は「木挽き町のあだ討ち」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。新田次郎文学賞など三冠の『商う狼』、直木賞候補作『女人入眼』で今もっとも注目される時代・歴史小説家による、現代人を勇気づける令和の革命的傑作誕生!

こちらは仇討ちがテーマの歴史小説。

山本周五郎賞も受賞し、話題となりました。

歴史小説からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)芥川賞:ハンチバック(市川沙央)


続いて、今年の芥川賞は「ハンチバック」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

  • 96ページ
  • 文藝春秋刊
  • 第169界芥川賞受賞
  • 第128回文學界新人賞受賞
  • 障がい者の「生」と「性」をめぐる物語

こんな感じで、文學界新人賞も受賞した作品。

自身も障害があるとして、話題となりました。

芥川賞からお探しの方におすすめです。

芥川賞受賞作「ハンチバック」のあらすじと感想!【最後の意味は?】

こんにちは。 彩人です。 「芥川賞受賞作の『ハンチバック』ってどんな作品かな?」 今日はこんな方向けに記事を書いています。 僕は芥川賞を読み続むこと25年! そんな僕が芥川賞「ハンチバック」について書 ...

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今年(2023年)本屋大賞:汝、星のごとく(凪良ゆう)


そして今年の本屋大賞は「汝、星のごとく」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

  • 講談社刊
  • 357ページ
  • 2023年本屋大賞受賞
  • キノベス!2023 第1位
  • 第44回吉川英治文学新人賞候補作

こんな感じで、今年本屋大賞受賞した作品。

キノベス2023年第1位でも話題となりました。

外さない作品からお探しの方におすすめです。

>>Amazon Audible でも聴くことができます。

今年(2023年)山本周五郎賞:木挽き町のあだ討ち(永井紗耶子)


そして、山本周五郎賞は「木挽き町のあだ討ち」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

  • 新潮社刊
  • 280ページ
  • 2023年1月発売
  • 第169回直木賞受賞
  • 第36回山本周五郎賞受賞

「木挽き町のあだ討ち」は直木賞受賞作。

山周賞とダブルで受賞し、話題となりました。

直木賞も受賞した作品からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)柴田錬三郎賞:ハヤブサ消防団(池井戸潤)


今年の柴田錬三郎賞受賞作は「ハヤブサ消防団」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

  • 集英社刊
  • 555ページ
  • 2023年ドラマ化
  • 柴田錬三郎賞受賞

こんな感じでして、ドラマ化までされた本作。

柴田錬三郎賞で、再び脚光を浴びました。

ドラマ化作品からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)吉川英治文学新人賞:おんなの女房(蝉谷めぐ実)


そして、吉川英治文学新人賞は「おんなの女房」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は尻を落ち着ける場所がわからない。
私はなぜこの人に求められたのか――。
芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いをめぐらす。
女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。
いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。

こんな感じで、女形の女房を描いた本作。

時代恋小説となっています。

吉川英治文学新人賞からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)吉川英治文学賞:燕は戻ってこない(桐野夏生)


今年の吉川英治文学賞は「燕は戻ってこない」です。

こちらはこんな作品となっています(↓)

この身体こそ、文明の最後の利器。

29歳、女性、独身、地方出身、非正規労働者。
子宮・自由・尊厳を赤の他人に差し出し、東京で「代理母」となった彼女に、失うものなどあるはずがなかった――。

北海道での介護職を辞し、憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳女性・リキ。「いい副収入になる」と同僚のテルに卵子提供を勧められ、ためらいながらもアメリカの生殖医療専門クリニック「プランテ」の日本支部に赴くと、国内では認められていない〈代理母出産〉を持ち掛けられ……。

『OUT』から25年、女性たちの困窮と憤怒を捉えつづける作家による、予言的ディストピア。

「燕は戻ってこない」はディストピア小説。

毎日芸術賞も受賞し、話題となりました。

吉川英治文学賞からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)毎日出版文化賞:太陽諸島(多和田葉子)


毎日出版文化賞は「太陽諸島」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

世界文学の旗手が紡ぐ、初の連作長篇三部作、完結!
響きあう言葉とともに地球を旅する仲間たちの行方は――。国境を越えて人と人をつなぐ、新しい時代の神話

ヨーロッパで移民として生きるため、自家製の言語「パンスカ」をつくり出したHirukoは、消えてしまった故郷の島国を探して、仲間たちと共に船の旅に出る。一行を乗せた船はコペンハーゲンからバルト海を東へ進むが、沿岸の港町では次々と謎めいた人物が乗り込んできて――。

言葉で結びついた仲間たちの、時空を超えた出会いと冒険を描く、多和田葉子の新たな代表作。
『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』に続くサーガ、ついに完結!

「太陽諸島」はドイツ在住の多和田さんの作品。

毎日出版文化賞からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)山田風太郎賞:藍色時刻の君たちは(前川ほまれ)


今年の山田風太郎賞は「藍色時刻の君たちは」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

第14回山田風太郎賞受賞

読書メーター読みたい本ランキング第1位
(単行本 月間 2023年5月19日~6月18日)

いつか、義務も後悔も手放して。
あなたはあなたの人生を生きるのよ。

私たちはこの港町で家族を介護し、
震災で多くを失い、そしてあの人に救われた。
ヤングケアラ―たちの青春と成長を通し、
人間の救済と再生を描く渾身の傑作!

こちらは読書メーターの読みたい本ランキングも1位。

ヤングケアラーたちを描き、話題となりました。

山田風太郎賞受賞作からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)野間文芸賞:恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ(川上弘美)


野間文芸賞は「恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

あ、また時間に捕まえられる、と思った。
捕まえられるままに、しておいた。

小説家のわたし、離婚と手術を経たアン、そして作詞家のカズ。
カリフォルニアのアパートメンツで子ども時代を過ごした友人たちは、
半世紀ほどの後、東京で再会した。
積み重なった時間、経験、恋の思い出。
それぞれの人生が、あらたに交わり、移ろっていく。

じわり、たゆたうように心に届く大人の愛の物語。

こんな感じで、大人の恋愛を描いた小説。

野間文芸賞作品からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)野間文芸新人賞:あなたの燃える左手で


野間文芸新人賞は「あなたの燃える左手で」です。

こちらはこんな作品となっています(↓)

麻酔から覚めると、見知らぬ他人の手になっていた。
ハンガリーの病院で、手の移植手術を受けたアサト。しかし、麻酔から覚めると、繋がっていたのは見知らぬ白人の手で――。
自らの身体を、そして国を奪われることの意味を問う、傑作中篇!

こちらは泉鏡花賞も受賞した傑作!

皆川博子さんや杉江松恋さんに絶賛され、話題となりました。

泉鏡花文学賞も受賞した作品からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)三島由紀夫賞:植物少女(朝比奈秋)


今年の三島由紀夫賞は「植物少女」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

美桜が生まれた時からずっと母は植物状態でベッドに寝たきりだった。小学生の頃も大人になっても母に会いに病室へ行く。動いている母の姿は想像ができなかった。美桜の成長を通して、親子の関係性も変化していき──現役医師でもある著者が唯一無二の母と娘のあり方を描く。

朝比奈さんは、泉鏡花文学賞から野間文芸新人賞まで受賞。

今年もっとも活躍した作家さんとなりました。

話題の作家からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門①夜の道標(芦沢央)


今年の日本推理作家協会賞は「夜の道標」。

こちらは芦沢央さんの作品となっています(↓)

1996年、横浜市内で塾の経営者が殺害された。早々に被害者の元教え子が被疑者として捜査線上に浮かぶが、事件発生から2年経った今も足取りはつかめていない。
殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受け、半地下で暮らす殺人犯から小さな窓越しに食糧をもらって生き延びる少年。
それぞれに守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を見せていく――。
『火のないところに煙は』『汚れた手をそこで拭かない』の著者による、慟哭の長篇ミステリー。

「夜の道標」は最近注目されている芦沢央さんの作品。

慟哭ミステリーからお探しの方におすすめです。

今年(2023年)日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門②君のクイズ(小川哲)


今年の日本推理作家協会賞2冊目は「君のクイズ」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

  • 190ページ
  • 2022年10月発売
  • 朝日新聞出版刊行
  • 2023年本屋大賞6位
  • 日本推理作家協会賞受賞

「君のクイズ」は今もっとも注目されている小川哲さんの作品。

本屋大賞6位入賞でも話題となりました。

日本推理作家協会賞からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)読売文学賞:喜べ、幸いなる魂よ(佐藤亜紀)


今年の読売文学賞は「喜べ、幸いなる魂よ」です。

こちらはこんな作品となっています(↓)

18世紀ベルギー、フランドル地方の小都市シント・ヨリス。ヤネケとヤンは亜麻を扱う商家で一緒に育てられた。ヤネケはヤンの子を産み落とすと、生涯単身を選んだ半聖半俗の女たちが住まう「ベギン会」に移り住む。彼女は数学、経済学、生物学など独自の研究に取り組み、ヤンの名で著作を発表し始める。ヤンはヤネケと家庭を築くことを願い続けるが、自立して暮らす彼女には手が届かない。やがてこの小都市にもフランス革命の余波が及ぼうとしていた――。女性であることの不自由をものともせず生きるヤネケと、変わりゆく時代を懸命に泳ぎ渡ろうとするヤン、ふたりの大きな愛の物語。

こちらは佐藤亜紀さんの愛の物語。

ところがAmazonレビューもめっちゃ高いんです(↓)

時代が大きく変わる過渡期のヨーロッパ。それぞれの人生を無我夢中で生きた人たちの姿が、小気味のいいパリッとした筆致で書かれています。女であること、男であることの不自由さ。義務から脱出し自分の道を究めていく至福と、義務に身を捧げつつ多くのものを積み上げていく尊さ。
つかず離れずという関係だった年老いたヤネケとヤンが、最後にやっと二人きりでまみえる場面は、しみじみとこみあげてくるものがある。見事です。

こんな感じで、星評価は4.5!

レビュー評価も高い作品からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)谷崎潤一郎賞:水車小屋のネネ(津村記久子)


今年の谷崎潤一郎賞は「水車小屋のネネ」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉
ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生――

助け合い支え合う人々の
40年を描く長編小説
毎日新聞夕刊で話題となった連載小説、待望の書籍化!

「水車小屋のネネ」は朝日新聞夕刊で連載された小説!

本の雑誌が選ぶ2023年上半期ベスト1にも選ばれ、話題となりました。

谷崎潤一郎賞からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)島清恋愛文学賞:ミス・サンシャイン(吉田修一)


今年の島清恋愛文学賞は「ミス・サンシャイン」。

こちらは吉田修一さんの作品となっています(↓)

  • 文藝春秋刊
  • 全226ページ
  • 2022年1月刊行
  • 島清恋愛文学賞受賞

こんな感じでして、とても読みやすい1冊。

島清(しませ)恋愛文学賞からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)泉鏡花文学賞①:水 本の小説(北村薫)


今年の泉鏡花文学賞1冊目は「水 本の小説」です。

こちらは北村薫さんの作品となっています(↓)

本を愛する作家が、言葉と物語の発する光を掬(すく)い取り、その輝きを伝える7篇。
懐かしくて新しい物語の言葉が、映像や詩や短歌、歌のことばに結び合わされて光を放ち、豊かに輝き出す。
向田邦子、隆慶一郎、山川静夫、遠藤周作、小林信彦、橋本治、庄野潤三、岸田今日子、エラリー・クイーン、芥川龍之介…… 思いがけなく繋がっていく面白さ。本の達人ならではの探索と発見が胸を打つ〈本の私小説〉。

こちらは「本の私小説」。

7つの短編が見事繋がる作品となっています。

泉鏡花文学賞からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)泉鏡花文学賞②:あなたの燃える左手で(朝比奈秋)


2冊目の泉鏡花文学賞は「あなたの燃える左手で」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

麻酔から覚めると、見知らぬ他人の手になっていた。
ハンガリーの病院で、手の移植手術を受けたアサト。しかし、麻酔から覚めると、繋がっていたのは見知らぬ白人の手で――。
自らの身体を、そして国を奪われることの意味を問う、傑作中篇!

こちらは野間文芸新人賞も受賞した作品。

泉鏡花文学賞とのW受賞も話題となりました。

野間文芸新人賞も受賞した作品からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)このミステリーがすごい!大賞:ミイラの仮面と欠けのある心臓(白川尚文)


今年の「このミス1位」は「ミイラの仮面と欠けのある心臓」。

こちらは来年(2024年)1月の発売予定となっています。

しばらくお待ちください🙇‍♂️

今年(2023年)本格ミステリベスト10・1位:名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件(白井智之)


今年の本格ミステリベスト10は「名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件」です。

こちらはこんな作品となっています(↓)

奇蹟 VS 探偵!
ロジックは、カルトの信仰に勝つことができるのか?

病気も怪我も存在せず、失われた四肢さえ蘇る、奇蹟の楽園ジョーデンタウン。
調査に赴いたまま戻らない助手を心配して教団の本拠地に乗り込んだ探偵・大塒は、次々と不審な死に遭遇する。
奇蹟を信じる人々に、現実世界のロジックは通用するのか?
圧巻の解決編一五〇ページ!
特殊設定、多重解決推理の最前線!

「名探偵のいけにえ」は今、話題の白井智之さんの作品!

圧巻のミステリーからお探しの方におすすめです。

今年(2023年)江戸川乱歩賞:蒼天の鳥たち(三上幸四郎)


今年の江戸川乱歩賞は「蒼天の鳥たち」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

歴史に埋もれた鳥たちが、いま羽ばたく。

大正十三(1924)年七月、鳥取県鳥取市──。
主人公の田中古代子は、女性の地位向上を目指し「新しい女」の潮流を訴える女流作家である。本格的に作家として活動するため、娘の千鳥と内縁の夫・涌島義博の三人で、鳥取から東京に引っ越しをする予定を立てていた。移住直前のある日、古代子は千鳥と共に、活動写真「兇賊ジゴマ」を観るために鳥取市内の劇場「鳥取座」に向かう。ところが観劇中、場内で火事が発生。取り残された古代子と千鳥が目にしたのは、煙につつまれる舞台上に立つ「本物」の「兇賊ジゴマ」であった。逃げようとする二人の目の前で、ジゴマはひとりの男を刺殺し、逃亡する。命からがら鳥取県気高郡浜村の自宅に逃げ帰った古代子と千鳥であったが、一息つく暇もなく、再び謎の人物に襲われるのだった。
果たしてこの世の中に、本物のジゴマなどいるものだろうか……? 謎は思いがけない事態へと発展していく。

「蒼天の鳥たち」は実在の作家がモデル!

約100年前の歴史小説となっています。

江戸川乱歩賞からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)日本SF大賞①:SFする思考 荒巻義雄評論集成(荒巻義雄)


今年の日本SF大賞受賞作1作目は「SFする思考 荒巻義雄評論集大成」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

◉第43回日本SF大賞受賞作!

「術の小説論」からマニエリスム論へ、50余年の軌跡

世界を思辨するツールとしてのSF。
SFを書くこと、考えることで文明批評をしてきた荒巻義雄は いかにして小説を書き、詩作したのか。 評論するSF作家の思考の全貌

こちらは荒巻さんのSF評論の集大成!

832ページの超大作として話題となりました。

日本SF大賞受賞作からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)日本SF大賞②残月記(小田雅久仁)


今年の日本SF大賞2作目は「残月記」です。

こちらはこんな作品となっています(↓)

ダークファンタジー×愛×ディストピア。全編「月」をモチーフにした、超弩級エンターテインメント!
計り知れぬ想像力が構築した三つの異世界。

「そして月がふりかえる」
不遇な半生を送ってきた男がようやく手にした、家族というささやかな幸福。だが赤い満月のかかったある夜、男は突如として現実からはじき出される。

「残月記」は去年の本屋大賞にもノミネート。

去年(2022年)の吉川英治文学新人賞受賞でも話題となりました。

日本SF大賞受賞作からお探しの方におすすめです。

今年(2023年)受賞した本・小説まとめ

いかがでしたか?

今日は今年(2023年)の文学賞を受賞した作品をご紹介しました。

ちなみに僕のおすすめはこちら(↓)

良かったらこちらもよろしくお願いします。

ではまた。

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