こんにちは。
彩人です。
今日は東野圭吾さん「ブラックショーマンと名もなき町の殺人」という小説について書いてみたいと思います。
この本にはオススメポイントがたくさんあります。
今日はネタバレしない程度にこの本をご紹介します!
よろしくお願いします。
Contents-目次-
ブラックショーマンと名もなき町の殺人が大傑作の理由5選!
ブラックショーマンと名もなき町の殺人が大傑作の理由①コロナなど設定が面白い
僕のオススメ理由第一は物語の設定です。
もうほんとうに素晴らしい!
舞台はなんと今のコロナ禍!!
しかも!そのコロナがトリックになっています。
動機の解明にも使われています。
これはホントにすごかったです。
コロナが流行ったのは今からちょうど1年前。
東野さん、こんな短時間でトリックを考られたのか!と驚嘆しました。
ブラックショーマンと名もなき町の殺人が大傑作の理由②キャラが面白い
度肝を抜くキャラ設定も最高でした。
ラスベガスでマジシャンをしているという叔父と女の子が主人公。
そしてその叔父がマジック片手に推理を展開するのです。
しかもその叔父さんが超面白い!
おいおい!その設定行き過ぎじゃない?!
みたいなところはありましたが、変な不自然感はありませんでした。
また比喩もうまかったです。
学校が舞台だったので、多くの人物が登場するのですが、ドラえもんに喩えると「のび太」などがわかりやすかったです。
なんというか、イメージ湧くんですよね。
このキャラは出来杉、こちらはしずかちゃんというふうに喩えられています。
学校に必ずいたキャラを思い出しながら楽しめました。
ブラックショーマンと名もなき町の殺人が大傑作の理由③トリックや動機が面白い
トリックや動機も面白かったです。
ここでは詳しく解説しないのですが、とにかくびっくり。
僕は本を3度くらい落としそうになりました。
いろんな仕掛けが盛り沢山でした。
ブラックショーマンと名もなき町の殺人が大傑作の理由④ラストが素晴らしい!
そしてラストも素晴らしかったです。
ラストシーンだけで本3冊分くらいの楽しさ!
続編がありそうなラストは最高でした。
主人公の結婚もサイドストーリーなのですがラスト1ページで大波乱を起こします。
そしていい具合に結末は描かれていなくて、続編が期待できるというわけです。
これまでの東野作品にないラストでした。
ブラックショーマンと名もなき町の殺人が大傑作の理由⑤シリーズ化しそうで面白い!
マジシャンが謎を解決するという設定。
余韻のある終わり方。
これは続編が期待できそうな終わり方でした。
人気マジシャンが謎を解決!なんてこれまでのシリーズになかったです。
僕は久しぶりに東野さんの続編が読みたい!と思いました。
近年東野圭吾を好きになれなかった人にこそ読んでほしい!
はみ出し感想なのですが、僕は近年の東野作品が好きになれませんでした。
- ホテルマン
- 電脳トリップ
- 脳に電極を埋め込む話
設定がありきたりすぎるか、突飛すぎるかのどちらか。
以前は新作が出るたびに買っていたのですが、最近は図書館で借りてばかりでした。
そしていつも感じるものがありませんでした。
ところが、本作は別!
本格ミステリー+少し突飛な設定
これがことのほか楽しめました。
なので最近の東野さん、ちょっと合わなくて…という方にオススメです。
まとめ
この「ブラックショーマンと名もなき町の殺人」は今が舞台なので、今読むことをオススメします!
文庫化の時には楽しさ半減という気がします。
また先日読んだ、奥田英朗「コロナと潜水服」も良かったです。
そちらもネタバレなしの感想を書いていますので良かったらよろしくお願いします。
ではまた。
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