村上春樹 東野圭吾

東野圭吾 vs 村上春樹!どちらが人気?どちらが一番売れている?

こんにちは。

彩人です。

東野圭吾さんと村上春樹さん、どちらが人気なんだろう?

どちらが一番売れているんだろう?

そんなこと疑問に思ったことありませんか?

僕も昔から気になっていたので、調べてみました。

今日は売り上げから、国内外での人気までトータルに分析!

よろしくお願いします。

あやと
あやと
著者・彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量の9割が小説

東野圭吾と村上春樹!どちらが一番売れてる?どちらが人気作家?

平成でもっとも心に残った作家ランキング

まずは毎日新聞社が行った平成でもっとも心に残った作家ランキングです。

1位に東野圭吾!

2位が村上春樹となっています。

作家 好きな人の数
東野圭吾 379人
村上春樹 189人
池井戸潤 172人
湊かなえ 124人
宮部みゆき 115人

(毎日新聞社2019年10月26日デジタル版の記事より→サイトはこちら

国内では東野圭吾さんの人気が圧倒的に高いようです。

でも次いで追っているのが村上春樹さん。

どうやら肩を並べているようです。

中国での売り上げや人気

では海外人気はどうでしょうか?

中国で稼いでいる海外作家ランキング(2010年)は以下でした。

作家 売り上げ(元)
村上春樹 1250万(1億6000万円)
東野圭吾 530万(6600万円)

こちらは「チャイナネットさんの記事」から。

2010年時点では村上春樹さんが圧倒的な人気のようです!

また中国では村上春樹さんの「ノルウェイの森」が100万部を突破。

中国では、村上春樹の人気が高いようです。

韓国での売り上げや人気

では韓国ではどうでしょうか?

韓国最大手の書店「教保文庫」の調査によると「2007年から2016年で最も愛された日本小説」では東野圭吾さんが30作品中8作品もランクインしています。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」や「容疑者Xの献身」などがランクイン。

しかし次いで追っているのが村上春樹さん!

なんと30作品中、4作品がランクインしています(2位に「1Q84」)。

しかし韓国では東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇跡」が100万部超え。

また書店のゴールデンゾーンにある作家も東野圭吾さんが圧倒的に多いそうです。

韓国では東野さんの人気が高そうです。

世界的な人気・知名度

その他の海外人気はどうでしょうか?

こちらのサイト(日本在住の海外20カ国の外国人に聞いた日本人人気作家)では村上春樹さんを挙げる人が多かったそうです。

東野圭吾さんを挙げている方は0人。

こちらは意外な気がします。

海外での翻訳数

では海外での翻訳数はどうでしょうか?

作品 翻訳数
ノルウェイの森 43カ国語
1Q84 31カ国語

東野さんは韓国語と中国語に翻訳されているというデータのみでした。

丁寧に探せば出てくるのかもしれませんが、村上春樹さんには追いつきそうにありません。

東野圭吾のベストセラー本

続いて主要本の売り上げ部数を見ていきます!

作品 累計発行部数
「容疑者Xの献身」 228.5万部(文藝春秋発表)
「ナミヤ雑貨店の奇跡」 世界1000万部(角川書店発表)
「白夜行」 200万部(Wikipedia情報)
「夜明けの街で」 200万部(映画公式サイト)
「ガリレオシリーズ(容疑者Xの献身)含む」 400万部(文春文庫の帯より)

さすが東野さん!

代表作が軒並み200万部超えはすごいです。

「ナミヤ雑貨店の奇跡」は世界で1000万部超えもすごいですよね。

村上春樹のベストセラー本

では村上春樹さんはどうでしょうか?

作品 累計発行部数
「ノルウェイの森」 1000万部(オリコンより)
「1Q84」 シリーズ累計300万部(オリコンより)
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 162万部(Wikipediaより)
「色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年」 100万部(オリコンより)
「騎士団長殺し」 134万部ネットサイトより)

村上さんは「ノルウェイの森」で国内1000万部。

データ元が東野さんと違う上、公開されていない作品もあったので、単純比較はできなさそうでした。

ただ、表面データは東野さんの方が上という気がします。

東野圭吾と村上春樹の主な受賞歴

続いて受賞歴の比較です。

どちらの作家さんが多く受賞しているでしょうか?

東野圭吾の受賞歴

東野圭吾さんの国内での主な受賞歴

  • 江戸川乱歩賞(「放課後」)
  • 日本推理作家協会賞(「秘密」)
  • 直木賞(「容疑者Xの献身」)
  • 新風賞(「流星の絆」)
  • 中央公論文芸賞(「ナミヤ雑貨店の奇跡」)
  • 柴田錬三郎賞(「夢幻花」)
  • 吉川英治文学賞(「祈りの幕が下りる時」)

海外での受賞歴(候補)

  • エドガー賞最優秀長編賞候補(「容疑者Xの献身」)
  • バリー賞候補(「容疑者Xの献身」)

村上春樹の受賞歴

村上春樹さんの国内での受賞歴

  • 群像新人文学賞(「風の歌を聴け)
  • 野間文芸新人賞(『羊をめぐる冒険』)
  • 谷崎潤一郎賞「『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)
  • 新風賞(「ノルウェイの森」)
  • 読売文学賞(「ねじまき鳥クロニクル」)
  • 毎日出版文化賞(「1Q84」)
  • 小林秀雄賞(『小澤征爾さんと、音楽について話をする』)

海外での受賞歴(「村上春樹」という人に贈られた賞)

  • フランツ・カフカ賞
  • エルサレム賞
  • スペイン文学勲章
  • カタルーニャ・国際賞

まとめ

では総じてどちらの人気が高かったでしょうか?

  • 国内人気作家ランキング→東野圭吾
  • 中国国内での人気、売り上げ→村上春樹
  • 韓国国内での人気、売り上げ→東野圭吾
  • 世界的な人気や売り上げ→村上春樹
  • 国内での売り上げ→どちらとも言えない
  • 文学賞受賞数→村上春樹

総合して見ると、今の国内人気は東野圭吾さん。

世界的人気や評価は村上春樹さんと言えそうです。

良かったら参考にしてみてください♪

ちなみに僕は「村上春樹の最高傑作」についても分析しています。

合わせてお読みいただけると幸いです。

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