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【ネタバレ注意!】東野圭吾「白鳥とコウモリ」あらすじ&感想・考察

こんにちは。

あやとです。

「白鳥とコウモリのあらすじが知りたい

「白鳥とコウモリ」はどんな話だろう?

今日はこんな方向けに記事を書いています。

途中からネタバレします。未読の方はご注意ください。

よろしくお願いします!

あやと
著者・あやとプロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量の9割が小説

東野圭吾「白鳥とコウモリ」ネタバレ注意!あらすじ&感想

東野圭吾「白鳥とコウモリ」大まかなあらすじ(ネタバレほぼなし)


白鳥とコウモリ

  • 幻冬社刊
  • 全522ページ
  • 発売日2021年4月7日
  • 単行本のみ刊行(文庫はなし)
  • 東野圭吾作家生活35周年記念作品

大まかなあらすじはこんな感じでした↓(ネタバレほぼなし

遺体で発見された一人の弁護士。一人の男(倉木)が犯行を自供します。これで事件は解決するはずでした。ところが犯人(倉木)の自供は、不自然な点ばかり。倉木は、「1984年の殺人」と「白石弁護士も殺人」を自供するのですが、物的証拠は出てきませんでした。

そこで警視庁・五代、息子の倉木和真、被害者の娘・白石美令が動きます。まるで被害者・白石は「白鳥」、加害者・倉木は「コウモリ」のよう。タイトルはそこに由来します。

ここまでが前半(95ページ)までのあらすじ。

買おうかどうしようか迷ってる方は買いましょう!

読書メーターでも「容疑者Xの献身」「祈りの幕が降りる時」を抜いたとの感想が多かったです。

なので買う価値は十分ありと思います。


白鳥とコウモリ

さて、以下ネタバレします。

買おうかどうか迷っている方はそっとページを閉じてください。

詳細なあらすじ(ネタバレ注意!)<前半>

ネタバレ注意!

白石美令と倉木和真が追っている犯人は2人です。

灰谷昭三殺しの犯人(1984年)

白石健介を殺した犯人(美令の父)

①の事件とは1984年「東岡崎駅前金融業者殺人事件」。

こちらは時効が成立しています。

この事件で殺された灰谷昭三は悪徳商法でお年寄りを騙していました。

そのため、多くの人に恨まれています。

灰谷・殺害現場現場にいたのは2人。

福間淳二倉木達郎でした。

福間は殺された灰谷を殴ったことは認めますが、殺害までは認めませんでした。

一方、倉木達郎にはアリバイがあります。

そして結果、犯人に一番近い福間が逮捕されました。

でも福間は、拘置所内で自殺してしまいます。

事件の真相は闇となりました。

灰谷殺しの真犯人は、物語前半では明かされません。

一応、福間がやったという設定になっています。

ただ突然、加害家族となった福間親子はそれで終わらなかったんですよね。

彼らは地元・愛知を出なければいけませんでした。

東京でスナックを経営します。

事件から30年後

倉木がそのスナックを訪ねます。

倉木は定年退職を機に、30年前の罪を償いたいと考えていました。

実は30年前の犯人は別にいたのです(物語後半でわかる)。

倉木はその犯人を見逃したという罪がありました。

しかしある日、その真犯人は何者かに殺害されます。

倉木は突然、この殺害を自供し始めるのでした。

前半部分のあらすじはこんな感じでした。

かなり読ませてくれます。

僕は、こんなにあっさり、犯人が捕まるの?!

残り400ページ、どうするんだろう?みたいな感じでした笑

ただ、これだけでは終わりません。

倉木には不自然な供述が多すぎるのです。

詳細なあらすじ(ネタバレ注意!)<後半>

さて後半。

本当の真相は、こんな感じ↓でした。

ただ、事件の真相は違いました。

真犯人は「白石健介」でした。

白石は親戚が愛知に住んでおり、灰谷と繋がりがあったためです。

しかし倉木は当日、白石の殺人を見ぬふり

いずれ捕まるだろう、との軽い気持ちでした。

しかし思いもよらぬことが起きます。

福間淳二の逮捕・自殺です。

結果、事件と関係のない人まで殺してしまいました。

…事件から30年後。

倉木は定年退職し、福間親子に償いたいと考えていました。

そこで新幹線でスナック「あすなろ」まで通います。

通ううちにあろうことか倉木と福間の娘は深い関係になります。

福間の娘(浅羽織恵)が一方的に倉木に恋をしてしまったためです。

2人は携帯電話を持ち合うほど。

ところがその携帯を織恵の息子・知希が見てしまいます。

知希はそこで真犯人(白石健介)を知ることになりました。

知希はその復讐心から白石を殺害。

しかしそれを倉木が庇います。自分が犯人だと自供したのです。

一方、真犯人・白石も忘れたわけではありませんでした。

知希が犯人だとわからないよう細工したのです。

二人とも福間の孫の身代わりとなったのでした。

話のキモはこんな感じです↓

・1984年当時の犯人→福間淳二
・小説前半部分の犯人→倉木達郎
・1984年の事件・本当の犯人→白石健介
・白石健介を殺した本当の犯人→福間淳二の孫

つまり誤認逮捕された福間と本当の犯人・白石の立場が入れ替わります。

加害者・白石が今度は殺害され、被害者に。

福間は被害者でしたが、孫が加害者になってしまいます。

唯一無実だった倉木達郎も、白石を逃したという罪があります。

全員が加害者であり、被害者でした

最終的には倉木も罪をかぶり、白石も殺害される。

まさに東野圭吾版、罪と罰でした。

白鳥とコウモリ:倉木和真と白石美令の章のあらすじ

一方、白鳥とコウモリのような娘の白石美令、息子の倉木和真。

彼らも初めは「加害者家族」と「被害者家族」の関係でした。

ところが事件を追っていくうちに立場は逆転。

白石美令は加害者の娘となり、倉木和真は冤罪の息子となりました。

彼らの恋物語もサイドストーリー。

共通の目的を持った二人は惹かれ合っていきます。

最終的に結ばれたかは、わからずじまい。

でも僕は、きっと何年後かに結ばれたと信じたいです。

まとめ

「容疑者Xの献身」と「手紙」「白夜行」のミックス版に感じました。

未読の方がいらっしゃれば、似たような作風を楽しめます。

良かったら手に取ってみてください!


白夜行 (集英社文庫)


容疑者Xの献身 (文春文庫)

また僕は「東野圭吾や村上春樹の考察」もしています。

そちらもよろしくお願いします。

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ではまた。

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