こんにちは。
彩人です。
今日は奥田英朗の最高傑作と代表作を検証してみたいと思います。
奥田英朗はエッセイや短編も含めると267作品!
今日はその作品の中でどれが最も最高傑作なのかをランキング形式にしました。
よろしくお願いします!
Contents-目次-
奥田英朗、最高傑作&代表作!第5位「家日和」
第5位は2006年刊行の「家日和」。
理由としてはこんなことが挙げられます。
- 第20回、柴田錬三郎賞受賞
- 西村拓作画で漫画化
- 「平成の家族シリーズ」としてシリーズ化
こんなポイントがあります。
特にこれ!と言った特徴はないのですが、とても奥田英朗らしい作品。
また奥田英朗もエッセイの中で
・「尊敬する柴田錬三郎氏の賞がもらえて嬉しい」
・あのジャイアント馬場が読んでいるのを見かけた。
と報告されています。
派手なドラマ化、映画化はありませんがファンの間でも根強い人気です。
奥田英朗、最高傑作&代表作!第5位「サウスバウンド」
第4位は「サウスバウンド」です。
理由としては、以下が挙げられます。
- 2006年、本屋大賞2位
- 直木賞、受賞第一作として注目
- 2007年、森田芳光監督により映画化
こんなことが挙げられます。
サイスバウンドは2005年6月刊行。
それからちょうど2年後に映画化されています。
また本屋大賞では2位!
直木賞受賞第一作としても注目されました。
また韓国と台湾でも翻訳されています。
奥田英朗、最高傑作&代表作!第3位「邪魔」
第3位は2001年に刊行された「邪魔」。
- 第4回、大藪春彦賞受賞
- 第125回、直木賞候補
- このミステリーがすごい2位
- 2015年、テレビ東京でドラマ化
こんなポイントがあります。
今でこそ「邪魔」はかなり有名ですが、当初はまだデビュー3作目。
3作目にして直木賞にノミネートされます。
しかし大藪春彦賞を堂々受賞。
ミステリー要素もたっぷりなので「このミス大賞」2位にも選ばれました。
ドラマ化もされ、文庫上下800ページあります。
奥田英朗、最高傑作&代表作!第2位「オリンピックの身代金」
第2位は2008年刊行の「オリンピックの身代金」。
- 第43回、吉川英治文学賞受賞
- テレビ朝日開局55周年ドラマ
- 文庫発売時「これが私の現時点での最高到達点です」と述べる
- 2019年刊行「罪の轍」につながるシリーズ
こんなポイントがあります。
この作品では「吉川英治文学賞」を受賞。
またテレビ朝日では開局55周年記念の55時間テレビの一環で放送されました。
奥田英朗自身も「これが自身の最高到達点です」と述べています。
上下1000ページに及ぶ大作。
また2019年には同じ刑事たちが登場する「罪の轍」が刊行されています。
奥田英朗、最高傑作&代表作!第1位「空中ブランコ」〜伊良部シリーズ〜
ランキング堂々の1位は「空中ブランコ」。
通称「伊良部シリーズ」です。
- 第131回、直木賞受賞
- 2005年、三木聡監督により映画化
- 2005年、日テレでドラマ化
- 2009年、フジテレビでドラマ化
- 2009年、WEBラジオ化
- 2011年、テレ朝で連続ドラマ化
- 2008年と2019年、舞台化
やっぱり1位はこの作品です。
別名「伊良部シリーズ」。
第一作「イン・ザ・プール」は直木賞候補。
二作目「空中ブランコ」で堂々の直木賞を受賞しました。
テレビドラマ化、アニメ化、舞台化が多く、今でも多くの人に愛されています。
特に台湾で人気が高く、翻訳の他、漫画化もされています。
オマケ:近年作品もかなり傑作に近いです!
余談なのですが、奥田英朗というと近年あまり活躍していない印象強くないですか?
僕の主観ですが、直近2作はかなり良作です。
1作品目は新潮社から刊行されている「罪の轍」(2019年)。
上記「オリンピックの身代金」の事実上の続編で、お馴染みの刑事たちが帰ってきます。
実際にあった事件をモチーフに描かれ、こちらも重厚な仕上がりです。
また2020年12月に発売された「コロナと潜水服」も良作。
こちらはオカルト要素ありのほのぼのシリーズとなっています。
「コロナと潜水服」に関しては、別ブログまで書いてしまったので良かったらよろしくお願いします。
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奥田英朗「コロナと潜水服」感想・あらすじ・レビュー【大傑作でした】
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まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
他にも「村上春樹の最高傑作はコレだ!」というブログも書いています。
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ご興味あれば、よろしくお願いします。
ではまた。