こんにちは。
あやとです。
「村上春樹作品の売り上げや発行部数ってどのくらいなんだろう?」
今日はこんな方向けに記事を書いています。
村上春樹作品は700作品以上あるとされます。
その中でどれが一番売れているかをランキング形式で検証。
よろしくお願いします。

・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・村上春樹が年間読書の1/3
Contents-目次-
村上春樹の売り上げ&発行部数ランキング
村上春樹の売り上げ&発行部数ランキング第5位〜騎士団長殺し〜
発行部数:134万部
第5位は2017年発売の「騎士団長殺し」。
作品のポイントはこんな感じです(↓)。
- 1Q84以来7年ぶりの長編
- 2017年ベストセラー第5位
- 韓国での売り上げ50万部
- 最新の長編(2021年時点)
大きな文学賞の受賞はありませんが、今のところの最新長編。
出版不況が叫ばれる中のミリオンセラーはさすがです。
<あらすじ>
一枚の絵が、秘密の扉を開ける――妻と別離し、小田原の海を望む小暗い森の山荘に暮らす36歳の孤独な画家。緑濃い谷の向かいに住む謎めいた白髪の紳士が現れ、主人公に奇妙な出来事が起こり始める。雑木林の中の祠、不思議な鈴の音、古いレコードそして「騎士団長」……想像力と暗喩が織りなす村上春樹の世界へ!
amazon.cp.jpより引用
村上春樹の売り上げ&発行部数ランキング第4位〜世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド〜
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上下)合本版(新潮文庫)
発行部数:162万部(Wikipediaより)
こちらは1985年発売。
こんなところが作品のポイントです(↓)。
- 第21回、谷崎潤一郎賞受賞
- 第17回、星雲賞受賞
- ファンが選ぶ村上春樹作品第3位
- 世界27か国語に翻訳
文学賞を二つも受賞し、ファン人気も高い1冊。
世界でも多くの国で読まれています。
<あらすじ>
高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。
amazon.cp.jpより引用
村上春樹の売り上げ&発行部数ランキング第3位〜ねじまき鳥クロニクル〜
発行部数:227万部(Wikipediaより)
ねじまき鳥クロニクルは1994年発売。
作品ポイントは、こんな感じです(↓)。
- 第47回、読売文学賞
- 英語版で「国際IMPACダブリン文学賞」ノミネート
- 完成まで4年半もの歳月が費やされた
- 世界24か国語に翻訳
ファン人気ランキングは14位と高くありませんが、文学評価の高い作品。
こちらも多くの国で翻訳されています。
<あらすじ>
「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。
(本文より→Amazonや文庫本も同じく本の抜粋があらすじとなっています)
村上春樹の売り上げ&発行部数ランキング第2位〜1Q84〜
発行部数:300万部(オリコンより)
第3位は2009年発売の「1Q84」。
作品には、こんなポイントがあります(↓)。
- 2009年、BOOK1、2がベストセラーランキング1位
- 2010年、BOOK3がベストセラーランキング1位
- 全巻ミリオンセラー
- 第63回、毎日出版文化賞「文学・芸術部門」
- 英語版で「国際IMPACダブリン文学賞」ノミネート
- ファンが選ぶ村上春樹作品第2位
当時は、予約だけで書店が混雑したほど。
村上春樹はこの作品で国内外の人気を不動のものにしました。
あらすじ
1Q84年──私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。……ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれて、主人公・青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。
amazon.cp.jpより引用
村上春樹の売り上げ&発行部数ランキング第1位〜ノルウェイの森〜
発行部数:1000万部(オリコンより)
堂々の第一位は「ノルウェイの森」。
こちらはこんな作品です(↓)
- 発行部数日本1000万部
- 発行部数中国100万部
- 2012年、名古屋文庫大賞
- 2010年、トラン・アン・ユン監督により映画化
- 43か国語に翻訳
- ファンが選ぶ村上春樹作品第1位
こちらは片山恭一「世界の中心で愛をさけぶ」に抜かれるまで日本のベストセラー第一位。
海外でも40カ国語以上に翻訳されています。
あらすじ
十八年という歳月が流れ去ってしまった今でも、僕はあの草原の風景をはっきりと思い出すことができる――。1969年、大学生の僕、死んだ友人の彼女だった直子、そして同じ学部の緑、それぞれの欠落と悲しみ――37歳になった僕は、機内に流れるビートルズのメロディーに18年前のあの日々を思い出し、激しく心をかき乱されていた。
amazon.cp.jpより引用
村上春樹作品、その他の発行部数&売り上げランキング
作品 | 累計発行部数 |
「ノルウェイの森」 | 1000万部(オリコンより) |
「1Q84」 | シリーズ累計300万部(オリコンより) |
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 | 162万部(Wikipediaより) |
「騎士団長殺し」 | 134万部(こちらのサイトより) |
「色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年」 | 100万部(オリコンより) |
「一人称単数」 | 25万部(Wikipediaより) |
「女のいない男たち」 | 23万部(こちらのサイトより) |
ちなみに出版社はあまり売り上げを公開していません。
なのでネットに出ている情報を僕がまとめてみました。
曖昧な点はご容赦ください。
まとめ
いかがでしたか?
「ノルウェイの森」が堂々の1位でした。
1000万部の売り上げはやっぱりすごいですよね!
また僕は、「村上春樹の最高傑作」についても検証しています(↓)。
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村上春樹の最高傑作・代表作はコレだ!【受賞数や売り上げから見る】
こんにちは。 彩人です。 『村上春樹さんの最高傑作って何だろう?』 今日はこんな方向けに記事を書いています。 エッセイや対談、翻訳本などを合わせると700作品以上! 今日はその中でどれが最高傑作なのか ...
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良かったらよろしくお願いします。
ではまた。