読書

住野よる「この気持ちもいつか忘れる」感想&徹底考察!謎の結末は?

こんにちは。

あやとです。

みんなは住野よる『この気持ちもいつか忘れる』どう読んだのかな?

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕は久しぶりに良い小説読んだなぁ、、という感想でした。

  • チカとの恋の行方は?
  • たびたび出てくる「斎藤」とは…?

この二つが結びついた時、「おおおぉぉーっ!!」となりました。

それまでは謎の多い作品で…(↓)、

  • 戦争
  • チカ
  • イチカ
  • ノイズ
  • 結末

僕は、こんなことに疑問に感じました。

今日はそんな「この気持ちもいつか忘れる」を徹底考察しています。

よろしくお願いします。

あやと
執筆者・あやとプロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量の9割が小説

住野よる「この気持ちもいつか忘れる」感想と考察

「この気持ちもいつか忘れる」あらすじと概要



詳しい感想の前に…。

どんな本かおさらいしてみます(↓)。

  • 2020年10月発売
  • 文庫本は未対応
  • 住野よる7冊目の小説
  • CD付き小説が先行発売
  • ロックバンド「THE BACK HORN」とのコラボ作品

こんな小説でした。

ちなみに小説のあらすじはこんな感じです(↓)

どうやらこの生涯っていうのは、くそつまんねえものだ。

そう考えていた鈴木香弥(カヤ)は、使われなくなったバス停で異世界の少女「チカ」という少女と出逢う。チカの世界の避難所とカヤの世界のバス停で2つの世界が交差する。でもカヤはあらぬことに「異世界のチカ」に恋心を抱いてしまう…。

恋愛感情などない、チカの世界との恋の運命は…?!

この本、めっちゃ面白かったです!

迷っている方はぜひ手に取ってみてください!

僕は、すごい本、読んだぞ!という感想でした。

  • 作中の曲がiTunesで聴ける!!
  • モヤモヤする、多くの謎が解ける!
  • 主人公と一緒に自分も成長できる!
  • 住野よるらしい恋愛小説

1冊で何粒も楽しめました。

なので、最近良い小説読んでないという方におすすめです。

以下、詳しい感想を書いています。

未読の方は、ご注意ください。

「この気持ちもいつか忘れる」感想・考察

異世界・カヤとの出会い

出だしだけは、イマイチ、パッとしませんでした。

なんとなく鬱屈している高校生。

たまたまバス停で姿が見えた「異世界のチカ」。

な、なんかありきたり。。

そんなことを感じました。

でも、ありきたりな中に謎がたくさんあって、惹きつけられます(↓)

  • 戦争って?
  • ノイズの部分の言葉って何だろう?

こんなことを疑問に感じながら、読みすすめました。

チカの世界の「戦争」って何だったんだろう?

一番の疑問は「戦争」。

結局、何だったのでしょうか?

チカの世界だけならともかく、カヤの世界でも行われていました。

ここが最大の謎でした。

考えられる解釈は2つ。

  • 単なる比喩表現
  • カヤが住んでいる世界とは「僕らが住む2021年の地球・日本」ではない

こんなことが言えそうです。

ただ、ラスト描写から僕は比喩的表現だったのかなと解釈しました。

もちろん、両者である可能性も高いのですが。

チカの世界とのノイズは何だったんだろう?

また、ノイズがどんな言葉なのかも気になりました。

「簡潔な説明だけど、私達は××のために目と爪に色をつけられてる」

「そう。戦う仕事の人達がいて、その人達が××の日と時間を決めて」

など多数ノイズが出てきます。

こちらも「戦争」と同じく、読者がうまく解釈するしかなさそうでした。

でもどんな世界なんだろうと想像が膨らみ、楽しかったです。

カヤの成長

名前からもカヤの成長が伺えました。

  • 名前の付け方の変化
  • 斎藤(須能紗苗)の呼び方

高校の時の名前の付け方は、

  • あの田中
  • 飼い主の田中
  • 横の席の田中

こんな名付け方だったのに、小説のラストでは、自然と固有名詞が出てきます。

また「飼い主の田中は違う名前(=会沢)」だったことも判明しました。

ここもこの小説の読みどころの一つでした。

結末

また紗苗とチカとの結末も良かったです。

俺の時間を使って、ほんの少しでも、紗苗のために何かできたらと思ってる

「この気持ちもいつか忘れる」P367より引用

という紗苗への気持ち。

そしてチカへの気持ちの整理の付け方も見事でした(↓)

俺の意識は、知らぬ間に、違うところにいってしまった。
心があの頃の暗闇の中に飛んでいく。

(中略)

『外見や声すら違って、すぐには、私だってわからないかもしれない』
あの時はなんのことかわからなかった。
『でも、私達が選べないような深い場所で変わらないものがあるんじゃないかな』
そうか。
『もし、私がカヤの世界で生まれていたとしても』

チカは消えた。バス停もなくなった。戦争は終わった

「この気持ちもいつか忘れる」P362より引用

僕は、この場面には手が震えました。

チカと精神的に別れ、カヤが成長したからです。

「イチカ=この世界のチカ」と解釈したようでした。

そしてチカへの気持ちは、見事に昇華しました。

「この気持ちもいつか忘れる」THE BACK HORNの曲

ところで、異世界のチカが歌う「輪郭」はお聞きになりましたでしょうか?

とても素敵な曲でした。

僕は「THE BACK HORN」というバンドを初めて聴いたのですが、ファンになりそうでした笑

「突風」など作品に関する曲が4曲収録。

かなり作り込まれた作品だと感じました。

まとめ

いかがでしたか?

今日は、住野よる「この気持ちもいつか忘れる」について考察してみました。

ちなみに僕は、住野よるの「麦本三歩の好きなもの・第二集の考察」もしています。

良かったらよろしくお願いします!

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ではまた。

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