こんにちは。
彩人です。
「本はなぜこんなにも高いんだろう…?」
今日はこんな方向けに、記事を書いています。
最近では文庫本が800円前後。
単行本でも1800円前後もしますよね。
なので「もう買えない…」感じている方も多いのではないでしょうか?
今日はなぜ本が高いのかを分析しています。
よろしくお願いします。
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は100〜150冊
本はなぜ高い?買えない理由になってしまったのは3つの理由からです
本が高くなってしまったのは、3つの理由から
まず本が高い理由は、次の3つからです(↓)
- 出版不況
- 本の再版制度
- 消費税アップと構造的理由
こんな理由から。
なので本が高い、というわけです。
ではそれぞれ、どんな事情なのでしょうか?
続いてみて行きたいと思います。
本が高い理由①出版不況
まず理由の1つ目は「出版不況」だからです。
例えば、1997年の本の売り上げは、2兆6500億円。
しかし2021年には、1兆6700億円にまで減少しています。
その減少分を価格に転化しているため高いというわけです。
(※画像は出版科学研究所より引用)
本の値段が高い理由②再版制度
2つ目の理由は、「本の再版制度」の問題です。
「再版制度」とは、値引きを禁止する制度のこと。
例えば、本やCDはどこで買っても同じ値段ですよね。
「値引きができない」ため、高いというわけです。
ちなみにアメリカだと、この再版制度はなし。
なので日本の本の価格は高いというわけです。
本が高い理由③消費税アップと出版業界の構造的理由
また、出版業界の構造も大きな問題です。
例えば、1000円の本の利益は、(↓)
- 100円(10%):消費税
- 100円(10%):印税
- 200円(20%):書店の利益
- 200円(20%):取次ぎ(問屋・卸業者)
- 500円〜600円(50〜60%):出版社と印刷業社、紙代など
こんな感じで分配されます。
複数箇所に分配されるため、高いというわけです。
それに追い討ちをかけるのが「消費税」。
今では1割ほどが税金に消えています。
なので本が高いというわけです。
高い本を安く読むには?
本を安く読むには、紙の本をやめること
では高い本を安く読むには、どうすれば良いでしょうか?
一つの解決法は、紙の本をやめることです。
なぜなら紙の本は高いから。
例えば、窪美澄さんの「夏日狂想」という本(↓)。
こちらは紙の本だと1980円(税込)。
しかしKindleだと1782円(税込)です。
こんな感じで電子書籍だと1割ほど割引き。
なので紙の本をやめると安く読むことができます。
Kindle Unlimitedを利用しよう
またKindle Unlimitedでも安く楽しむことができます。
例えば、(↓)
<雑誌>
「週刊・ファミ通」
「Friday〜フライデー〜」
「AREA」
<小説>
・伊坂幸太郎「グラスホッパー」
・「ハリーポッターと賢者の石」
・サン=テグジュペリ「星の王子様」
<漫画>
「ドラゴン桜」
「じゃりン子チエ」
「ルパン三世」
こんな感じで雑誌から漫画まで月980円で読み放題。
なので本をたくさん読まれる方におすすめです。
本を安く読む方法は図書館と青空文庫も
本を安く楽しむ方法は他にもあります。
例えば、(↓)
- 図書館
- 青空文庫
こんな方法。
図書館は人気の新刊書籍から話題の新書まで取り揃え。
なので人気図書から楽しみたい方におすすめです。
また「青空文庫」を利用するという手もあります。
有名な作品は、結構あって、
- 夏目漱石(107作品)→「坊っちゃん」「こころ」「吾輩は猫である」
- 太宰治(274作品)→「人間失格」「走れメロス」「斜陽」
- 谷崎潤一郎(38作品)→「細雪」「春琴抄」「痴人の愛」
- 芥川龍之介(377作品)→「蜘蛛の糸」「地獄変」「羅生門」
- シェイクスピア(1作品)→「ロミオとジュリエット」
こんな作品が無料で読書可能。
古典でも良いよ!という方におすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
今日は本が高い理由について分析してみました。
ちなみに本を無料で読む方法は、別ブログでも解説しています(↓)
-
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