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荻原浩「ワンダーランド急行」のネタバレありのあらすじ&感想&結末

こんにちは。

彩人です。

荻原浩さんのワンダーランド急行のネタバレあらすじが知りたい…!

『ワンダーランド急行』ってどんな小説かな?

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕は荻原浩を読むこと20年!

そんな僕が「ワンダーランド急行」について書いています。

よろしくお願いします。

あやと
あやと
執筆者・野田彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・荻原浩の読者歴20年!

荻原浩「ワンダーランド急行」のネタバレありのあらすじ&感想&結末

荻原浩「ワンダーランド急行」の概要と簡単な感想


ワンダーランド急行 (日本経済新聞出版)

まず荻原浩さんの「ワンダーランド急行」とはこんな作品です(↓)

  • 441ページ
  • 2022年12月発売
  • 日本経済新聞出版社
  • 「楽園の真下」以来3年ぶりの新刊

こんな感じの実に3年ぶりの新作!

日経新聞連載時から話題となっていました。

さて、こちらがめっちゃ面白い!!

会社とは逆方向の急行に乗ったら、そこは異世界だった…!

んな、バカな!安っぽいと感じたものの、異世界の様子が最高!!

ラム丼にペロピーノ、埼玉タワーって(笑)

思わず先が気になって僕は一気読みでした。

では詳しいあらすじはどんな感じでしょうか?

続いて見て行きたいと思います。

荻原浩「ワンダーランド急行」のネタバレありのあらすじ&感想

さて、続きのあらすじはこんな感じです(↓)

(※以下、ネタバレします。未読の方はご注意ください)

ある朝、通勤と反対方向の電車に、魔が差して乗ってしまった。

山の中をさまよい、戻ってくると、誰もマスクをしていない!

似ているが……ここは私の世界じゃない――

こんな出だしから始まる本書。

妻・美冬は宗教の祈祷師になり、牛肉はBSEにより全滅。

なのでラム丼や加工肉が主流の世界でした。

うーん、この設定からして読ませる!!

ラム丼に2000万人が信じる宗教。

いや、あったら怖いけど、読んでいるうちに不思議と笑いが(笑)

だって、「吉野家」の代わりに「吉舒家」でラム丼を売ってるんですよ?

どんだけだよ、と(笑)

僕は冒頭から引き込まれました。

さて、こんな世界は嫌だと思い立った主人公は、元の世界に戻るべく行動を起こします。

前回と同じように逆方面の急行列車に乗ったのです。

ところが。

ついた先は、また似ているようで、似ていない世界でした。

妻が以前の彼女と置き換わり、監視社会となっていたのです。

このあたりから、あれ?

ちょっと想像していた展開と違うぞ、、と僕はなりました。

なぜなら、簡単には元の世界に戻らなかったから。

なので、このあたりは軽く、苦しい読書が続きます。

ところが、ラスト!!

ここから思いもよらない展開になっていくのです!

ではどんな感じの結末を迎えたのでしょうか?

続いて見て行きたいと思います。

荻原浩「ワンダーランド急行」の結末と最終回(ネタバレします)

さて、結末です。

(※ネタバレしています。未読の方はご注意ください)

主人公は第2の異世界からさらに旅立とうとします。

なぜなら妻・美冬に会いたかったから。

なので再び逆方向の電車へ乗ったのでした。

しかし行き着いた先は、また違った異世界。

そこは軍国主義の国でした。

数々の兵士に追いかけられてしまいます。

しかしそこを助けてくれたのはお店の昭子さん。

なんとか元の商店に戻れたのでした。

こんな感じで危機一髪で第3世界を脱出。

なんとか危機的状況を脱したのでした。

そして主人公はここで気づきます。

どうやら商店の扉が「異世界の扉」であるらしいと!

なのでここから、また元の世界に旅立とうとします。

しかしそこで待ち受けていたのは、、(↓)

そしてラスト。

なんとか戻った世界は、令和3年の美冬がいる世界でした。

これで戻ったと思ったのですが、令和3年の妻がいる世界も知っている世界ではなかったのです。

主人公は平成33年の世界から来ていたのでした。

こんな感じでラストまで読ませる読ませる!

なのでとても満足度の高い読書でした。

荻原浩「ワンダーランド急行」はつまらない?全体的な評判

ただ残念なことにこの小説で検索をかけると、

  • いまいち
  • つまらない

との検索候補が。

なので万人にウケる小説ではなさそうです。

読書メーターから一部、抜粋してみました(↓)

結婚相手や役職が違うだけであまりパッとしない人生でただ異世界へ何度も移っていくばかり。結局ラストもスッキリせずで厚い本だけにダラダラとした感じが残り読み疲れてしまいました。

こんな感じで、いまいちとする感想もちらほら。

なのでもしかしたら合わない方もいるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

今日は荻原浩さんの「ワンダーランド急行」について書いてみました。

ちなみに僕は荻原浩さんのおすすめ小説という記事も書いています(↓)

荻原浩のおすすめ小説ランキング11選!【直木賞受賞作から文庫まで】

こんにちは。 彩人です。 「荻原浩さんのおすすめ小説ってあるかな?」 今日はこんな方向けに記事を書いています。 僕は、荻原浩さんのファン歴20年。 そんな僕が荻原作品をご紹介しています。 よろしくお願 ...

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良かったらよろしくお願いします。

ではまた。

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