こんにちは。
彩人です。
「村上春樹のノーベル賞ノミネート回数って何回目だろう?」
「村上春樹はいつからノーベル賞を騒がれるようになったの?」
今日は、こんな方向けに記事を書いています。
僕は年間読書量の1/3が村上春樹。
そんな僕が解説&考察しています。
よろしくお願いします。
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量の1/3が村上春樹
村上春樹のノーベル賞、ノミネート回数は不明!
まず村上春樹のノーベル賞ノミネート回数は不明です。
なぜならノーベル賞候補事実は、50年後に公表されるから。
なので現在のところ、ノミネート回数は不明となっています。
村上春樹はなぜノーベル賞を騒がれるようになった?
では毎回なぜ騒がれるのかというと、イギリスの賭けサイト「ブックメーカー」の候補となるからです。
そのため、受賞も近い!と騒がれています。
ちなみに過去1位になった回数は4回(↓)
- 2012年
- 2013年
- 2014年
- 2021年
この10年で4回1位に。
そしてもう17回もノミネートされています。
この度にニュースで大きく取り上げられるという仕組みです。
村上春樹のノーベル賞候補はいつから騒がれるようになった?
ノーベル賞に近いと騒がれるようになったのは、2006年頃から。
なぜならアジアで初めて、フランツ・カフカ賞をしたから。
そのため以降、毎年のようにニュースとなっています。
もう15年近く、恒例のニュースとなっていますよね。
村上春樹の受賞歴(国外)
そして村上春樹は2006年頃から、賞を立て続けに受賞するようになります。
これもあり、ノーベル文学賞に近いと言われています(↓)
- フランツ・カフカ賞(2006年)
- フランク・オコナー国際短編賞(2006年)
- エルサレム賞(2007年)
- カタルーニャ賞(2011年)
- ウェルト文学賞(2014年)
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞(2016年)
- チノ・デルドゥカ賞(2022年)
主だったところで言ってもこんな感じ。
他にも、
- スペイン芸術文学勲章
- フランス芸術文化勲章
こんな賞(勲章)を受賞しています。
このことから最もノーベル文学賞に近いと言われています。
村上春樹は今年(2023年)、ノーベル賞を取れる?
今年(2023年)のノーベル賞受賞は半々とする見方が大半。
なので今年も全く読めなくなっています。
受賞するのでは?という声は去年「チノ・デルドゥカ賞」を受賞したため。
ノーベル文学賞を受賞した、
- パトリック・モディアノ氏
- マリオ・バルガス・リョサ氏
の2人も受賞しています。
そのため今年こそは…!と期待が高まっています。
一方、絶対に取れないとする見方もあります。
こちらは「Kaji Nobutaro」氏の意見(↓)
ノーベル文学賞の歴史を考えたら、取れると考える方が不思議です。世界中の誰もが知っているような人気作家、流行作家には出さないのがノーベル文学賞だからです。過去にはチャーチルの回顧録などという娯楽性全くなしのものが選ばれています。難解で哲学的、文学というよりは思想書みたいなものを好むのが文学賞選考委員の習性のようです。
Quora「村上春樹がノーベル賞を取れない理由は何ですか?」より引用
こんな感じで流行作家には出さないとする見方が大半。
なので村上春樹の受賞は絶対ないという識者も結構います。
村上春樹本人はノーベル賞についてどう思っている?
では当の村上春樹はどう思っているかというと、著書の中でこう語っています(↓)
何より大事なのは良き読者です。どのような文学賞も、勲章も、好意的な書評も、僕の本を身銭を切って買ってくれる読者に比べれば、実質的な意味を持ちません。
村上春樹「職業としての小説家」P75より引用
こんな感じで、
- 「賞」自体に大した意味はない
- かの有名作家は受賞したか不明
- 別の有名作家は授賞式をすっぽかした
と文学賞について記載。
「受賞してもしなくてもどちらでも良い」旨が記載されています。
まとめ
いかがでしたか?
今日は村上春樹とノーベル賞について書いてみました。
僕は過去、「村上春樹と芥川賞・直木賞」という記事も書いています。
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