こんにちは。
彩人です。
『村上春樹って難しいのかな?』
『村上春樹の難易度はどれくらいだろう?』
今日はこんな方向けに記事を書いています。
村上春樹は毎年ノーベル賞候補に挙がり、文学賞も多数受賞!
でも村上春樹さんはともて読みやすい作家さんの一人だって知っていましたか?
今日はその理由3つを解説しています。
よろしくお願いします。
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量の1/3が村上春樹
村上春樹の難易度はそんなに高くない!読みやすい理由3つを解説
作品例から見る読みやすさ
①「パン屋再襲撃」(1986年、文春文庫)
→マクドナルドを襲ってしまうという奇抜なストーリー。
②「羊をめぐる冒険」(1982年、講談社文庫)
→北海道まで「羊」を探しに行くストーリー。
③「ノルウェイの森」(1987年、講談社文庫)
→僕と直子の恋物語。メンタルヘルスの問題も出てきます。
こんな小説を書いています。
また難解とされる「1Q84」も不思議キャラから、NHKの集金という身近な話が出てきます。
こんな風に、かなり身近な話題が多いのが特徴です。
では文体が難しいのでしょうか?
実は、そんなこともないんです。
以下、「パン屋再襲撃」の一文を抜粋してみます(↓)。
パン屋襲撃の話を妻に聞かせたことが正しい選択肢であったのかどうか、僕には今もって確信が持てない。たぶんそれは正しいとか正しくないとかいう基準では推しはかることのできない問題だったのだろう。
(中略)
「もう一度パン屋を襲うのよ。それも今すぐにね」
「今すぐに?」と僕は聞きかえした。
「ええ、今すぐよ。この空腹感が続いてるあいだにね。果たされなかったことを今果たすのよ」(「パン屋再襲撃」より引用)
いかがですか?
読みやすいと感じた部分もあれば、読みにくいと感じた部分もあったのではないでしょうか?
このように、硬軟取り合わせた作家さんでもあります。
中学生から読んでいるという人は意外と多い!
また中学生から村上春樹を読んでいるという方もいます。
Yahoo!知恵袋に、こんな投稿がありました(↓)。
中学生が村上春樹さんの本を読むのは変ですか!?
私はいま中学3年生なのですが、小学校のころから本を読むことが好きです!!
私の父も本が大好きで、いろいろな本を持っています。 なので、時々父の本棚から本を借りて読んでいます。 ですが、前に村上春樹さんのノルウェーの森という本を読もうとしたら、 父に「その本は子供が読むような本じゃないからやめなさい。」と怒られました…。 そのときは読むのをやめましたが、いまは父に内緒で、人気の「1Q84」を読んでいます。
(Yahoo!知恵袋より引用)
この方はなんと「1Q84」まで読んでいるそう。
中学生から読める、平易な作家さんとも言えそうです。
ちなみに僕は、「中学生におすすめの村上春樹作品」という記事も書いています(↓)
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【中学生におすすめ!】理解しやすい村上春樹ランキング5選!
こんにちは。 あやとです。 『中学生にも理解できる村上春樹作品はあるのかな?』 『初めて村上春樹を読むけど大丈夫かな?』 今日はそんな疑問にお答えする作品をご紹介します。 僕は村上春樹ファン歴20年。 ...
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良かったらよろしくお願いします。
大人でも「なぜこんなに読みやすい?」という声も
また大人の間でも読みやすいという声は多いです。
こんなことを取り上げているブログもありました。
こちらのサイトでは難しくない理由を以下のように解説(↓)。
村上春樹の文章は軽快である。軽いのだ。粘着性がない。重みを感じない。大変なことを語っていても、下手すれば素通りする。しかしその軽さが、さくさく読み進めることができる理由だろう。
(lfk.hatenablog.comより引用)
確かに難しい単語は出てこないんですよね。
そのため幅広い世代に愛されていると言えそうです。
どの村上春樹作品なら読みやすい?難易度が高くない作品3つご紹介!
ではどんな作品が読みやすいのでしょうか?
難易度が高くないとされる作品を3つご紹介します。
①ノルウェイの森
この作品は、以下の点からオススメです。
- 定番の恋愛ストーリー
- 難しい隠喩(メタファー)が登場しない
- メンタルヘルスという現代にも共通するテーマを扱う
Amazonのレビューでもとても評価が高いです。
私は何回目かわからなくくらい読み返しています。1987年発行なのでもう30年以上。村上春樹さんを知った特別な作品です。
(amazon.co.jpより引用)
文庫本がボロボロになったのを契機に、電子書籍を購入し、気になるフレーズをマークしながら読みました。何度読んでも、昔と同じく切ない、でも少し救われたような気持ちになります。
amazon.co.jpより引用
他の作品は挫折してしまったけど、この作品だけスラスラ読めたという声もありました。
初めて読む方におすすめです。
②不思議な図書館
上下巻は難易度高いかな?と感じる方にはこちらがおすすめ!
こちらはなんと村上春樹が書いた絵本です。
こちらもAmazonレビューは高いです。
これはまさに「大人の絵本」でした!かわいい挿絵が沢山あって、紙質もとても良く、字も大きくとても大人向けとは思えない感じ!
こころの乾いた大人(私のことですが、、、)にはとてもすんなり入ってきました。(amazon.co.jpより引用)
また挿絵なしのオリジナルバージョンは「カンガルー日和」に収録されています。
若い方が読むのにおすすめです。
③羊をめぐる冒険
最後のおすすめは羊をめぐる冒険です。
- ポップな冒険譚
- 村上春樹らしさ満載
- 野間文芸新人賞受賞
- キャラクターが親しみやすい
- 村上春樹が初めて書いた長編小説
こんな作品なので、
- 楽しい作品を読みたい方
- 文学的作品を読みたい方
におすすめ。
有名ながらもポップな村上春樹が楽しめます。
またレビュー評価も高い作品となっています(↓)。
これは楽しい。本書は単独で読んでも展開にワクワクできるエンターテイメント作品だと思う。読み進むうちに意外に早く終了してしまうボリュームの少なさが残念なぐらいだ。
(amazon.co.jpより引用)
読みやすい作品を探していらっしゃる方におすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
村上春樹はそんなに難しくないと感じていただけたら幸いです。
ちなみに僕はその他にも「初心者におすすめの村上春樹作品」や「村上春樹の最高傑作はこれだ!」という記事も書いています。
良かったらそちらもよろしくお願いします!
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初心者におすすめ!読みやすい村上春樹作品5選!【最初に読む1冊】
こんにちは。 彩人です。 「村上春樹ってどれから読み始めたらいいんだろう?」 今日はこんな方向けに記事を書いています。 突然ですが村上春樹ってこんなイメージが強くないですか?(↓) 難しい 有名作家 ...
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ではまた。