こんにちは。
彩人です。
「『コロナと潜水服』のあらすじが知りたい!」
「『コロナと潜水服』の文庫本はまだかな?」
今日はこんな方向けに記事を書いています。
僕は奥田英朗作品は全冊、読破!
そんな僕が「コロナと潜水服」について書いています。
よろしくお願いします。
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・奥田英朗作品はほぼ全冊読破
奥田英朗「コロナと潜水服」全般的な感想とレビュー
まず「コロナと潜水服」とはこんな作品です(↓)
- 光文社刊行
- 全222ページ
- 2020年12月発売
- 全5編からなる短編集
- 文庫本は2023年12月12日発売
こんな感じでして、全5編の短編集。
いち早くコロナを扱い、今話題となりました。
では作品のあらすじや感想はどうでしょうか?
こちらも見て行きたいと思います。
奥田英朗「コロナと潜水服」感想とあらすじ①海の家
「海の家」:あらすじ
まずは1話目「海の家」はこんなお話です(↓)
主人公・村上浩二は49歳の作家。奥さんの浮気が原因で神奈川県葉山町にある家を借ります。ところが引っ越した先で、誰もいるはずのないのに話し声や物音が聞こえる。そして一方、奥さんからの連絡は一切こず。そんな中、主人公はあるトラブルに巻き込まれてしまうのですが…。
1話目「海の家」:感想&レビュー
1作品目は、「普通・平凡な」お話し。
なぜならこちらは、ほのぼのドラマだから。
なのでどこかにありそう話だなと感じました。
ただここで終わるにはまだ早い!!
この先、どんどん面白くなって行きます。
奥田英朗「コロナと潜水服」感想とあらすじ②ファイトクラブ
2話目「ファイトクラブ」:あらすじ
続いて2話目「ファイトクラブ」はこんなあらすじです(↓)
46歳・会社員・三宅邦彦は家電メーカー社員。しかし早期退職へ追いやるための「危機管理部」に異動させられてしまいます。ちなみに「危機管理部」とは名ばかり。実際のところは「警備員」の仕事でした。同僚何人かで交代で警備をやる傍ら、暇だったので事務所でボクシングを習うことに。ただ意外なことにそのボクシングは楽しいものでありました…。
「ファイトクラブ」:感想&レビュー
この作品から徐々にレベルが上がっていきます。
ボクシング小説は他にもありますがこの展開は奥田さんらしい!
ここでしか味わえないな…と感じました。
主人公はなんと仕事中にボクシングに熱中!!
それだけでもサイコーなのに、結末は超予想外なもの。
とても新鮮な作品でした。
奥田英朗「コロナと潜水服」感想とあらすじ③占い師
3話目「占い師」:あらすじ
3話目「占い師」はこんなあらすじです(↓)
主人公・浅野麻衣子の彼氏は本物のプロ野球選手。契約金は1億円であり、将来を嘱望される選手でした。初めはその彼もほとんど活躍しなかった「彼」ですが、入団3年目で頭角をあらわし四番バッターになります。ところがそれと同時に彼とは疎遠に…。そこで頼ったのは怪しい「占い師」でした…。
「占い師」:感想&レビュー
この短編は完全に「アタリ!!」
なぜなら展開が奥田英朗らしかったからです。
奥田さんもさすが筆が乗っています(笑)
結局、主人公と彼はどうなったのか…?
ボカしているラストも最高でした!
奥田英朗「コロナと潜水服」感想とあらすじ④表題作(「コロナと潜水服」)
4話目「コロナと潜水服」:あらすじ
4話目「コロナと潜水服」はこんなあらすじです(↓)
主人公は35歳・会社員の渡辺康彦。彼は在宅勤務中、5歳息子に特別な能力があることに気づきます。なんと息子は「コロナ感染者」のことを透視できるらしいのです。実家の母親が通う先のクラスターを予想し、見事的中。そして次にコロナにかかってしまったのは、意外な人物でした…。
「コロナと潜水服」感想&レビュー
僕はこの作品、楽しみにしてました。
なぜなら「コロナ」が題材だったから。
なので出だしから楽しめました。
内容としては5歳の息子に特殊能力が…!!
なんとコロナを見抜くと言うのです。
またコロナと潜水服というのもない発想でした。
この短編集の中で2番目のおすすめです。
奥田英朗「コロナと潜水服」感想とあらすじ⑤パンダに乗って
5話目「パンダに乗って」:あらすじ
5話目「パンダに乗って」はこんなあらすじです(↓)
55歳になった小林は頑張った自分へのご褒美に車を買うことにした。その車は初代フィアット・パンダ。かなり珍しい車だったため、新潟の中古自動車販売店でようやく発見しました。さて東京から車を取りに行った帰りの車中、どうもナビの様子がおかしいことに気づきます。指示していないところに勝手に案内されるのです…。ところが、順番にたどって行くとある真実が分かってくる。その真実とは…!
「パンダに乗って」感想&レビュー
最後にガツンと締めた、という感じ。
この短編集の中での最高傑作となっています。
僕はこの短編読んで、ホロリと来てしまうほど。
そのくらい、良かったです。
奥田作品で涙を流すなんて珍しいですよね。
ネタバレすると楽しめないので、あらすじはこの辺で!
続きは、小説でお楽しみください。
まとめ
いかがでしたか?
今日は奥田英朗さんの「コロナと潜水服」についてまとめてみました。
僕は他にも奥田英朗作品について書いています(↓)
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