こんにちは。
彩人です。
「三浦しをんの『エレジーは流れない』のあらすじが知りたい!」
「『エレジーは流れない』の舞台ってどこ?」
今日はこんな方向けにブログを書いています。
僕は年間読書量の9割が小説!
そんな僕が解説しています。
よろしくお願いします。

・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量の9割が小説
三浦しをん「エレジーは流れない」簡単なあらすじ、概要
まず「エレジーは流れない」とはこんな作品です(↓)
- 双葉社刊
- 260ページ
- 2021年4月発売
- 文庫本は未刊行
- 三浦しをん3年ぶりの新作小説
こんな作品となっています。
ではこちらの小説のあらすじはどんな感じなのでしょうか?
続いて見て行きたいと思います(↓)
あらすじ
温泉街で暮らす、高校生・怜。
かつては団体客で賑わっていましたが、今ではすっかり寂れてしまっています。
そんな主人公・怜は複雑な家庭環境。
なんと母親が2人います。
そして地元の「餅湯博物館」には強盗が入り…。
特に大きな事件は起こらない、ほのぼの日常ストーリー!
こんな感じの物語。
著者の「神去なあなあ日常」と雰囲気がとても似ています。
著者・三浦しをんさんからもこんなコメントがありました(↓)
この小説は、温泉街で暮らす高校生たちの話です。ぬるま湯に浸かっているみたいに、特に大きな事件もなく、将来への明確な夢もなく、かれらの日常はのんびりと過ぎていきます。(中略)そんな日常をおバカなノリで、けれど一生懸命に生きる登場人物たちを、応援していただければうれしいです。
双葉社のHPより引用
こんな感じの高校生のよくある日常を描写。
そのためあらすじも簡素なものとなっています。
ではこの小説の舞台はどこなのでしょうか?
続いて見て行きたいと思います。
三浦しをん「エレジーは流れない」の舞台は熱海?
続いて、作中の餅湯温泉とは、どこが舞台なのでしょうか?
こちらは感想サイトで少し、議論となっていました。
でも、僕は「熱海」だと思います。
なぜなら…(↓)
- 感想サイトでも「熱海説」が多かった
- お城もあり博物館もありそうなのは熱海くらい
- 作者インタビューでも「熱海っぽい温泉街」と語られる
- 著者・三浦しをんさんも過去、熱海の博物館を訪れている
こんな理由から。
なので熱海がモチーフなのではないかなと僕は思います。
実際、新幹線こだまが停まる温泉街は、熱海くらいしかないですもんね。
三浦しをん「エレジーは流れない」の感想と考察
最後に「エレジーは流れない」の感想はどんなものが多かったでしょうか?
こちらは読書メーターから抜粋してみました(↓)
多感な思春期の悩み、友人との楽しい生活がよく伝わってきた。 自分の過去と少し被る部分もあって、懐かしい気持ちにもなれた。
こんな自身の高校生像と重ねるという感想から、
長い中学生日記を読んでいる感じ。主人公は高校生だが。たいした事件もなく日常が続く話でこの文量書けるのがすごい。
日記でも読んでいるようだ、との声も多かったです。
僕の感想は、楽しめた!という感じ。
それもわちゃわちゃ楽しめた、というより、客観的に登場人物を楽しめた印象。
「もっちもっち、もちゆ~」というフレーズが残りました(笑)
読みどころとしては、「高校生が悩む進路、恋愛、友情」。
ここからどう、主人公が成長していけるかがポイントとなります。
自分は愛されて育ったのか?
親は自分のことをどう思っているのか?
主人公は出生の秘密を聞き、父親と出会うことで、成長しました。
自分の周りには「エレジーなんて流れていない!」と気付けたことが最大のポイントだったと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今日は三浦しをんさんの「エレジーは流れない」についてまとめてみました。
僕はこんな感じでいろんな著書の感想を書いています。
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