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重松清の泣ける&おすすめ短編7選!【短編でも重松節を堪能しよう】

こんにちは。

彩人です。

重松清の泣けるおすすめ短編ってあるかな?

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕は重松清を読むこと20年。

重松清の大ファンです。

そんな僕が解説しています。

よろしくお願いします。

あやと
あやと
執筆者・彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量の9割が小説

重松清おすすめ短編7選〜重松節を堪能しよう!〜

重松清おすすめ短編①季節風シリーズ


季節風 冬

重松清の短編1冊目のおすすめは「季節風シリーズ」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

産経新聞夕刊に掲載されたオムニバス作品を季節ごとにまとめた、春・夏・秋・冬の全4巻。

出産のために離れて暮らす母親のことを想う5歳の女の子の素敵なクリスマスを描いた「サンタ・エクスプレス」ほか、<ひとの“想い”を信じていなければ小説は書けない気がする>という著者が、普通の人々の小さくて大きな世界を季節ごとに描き出す短篇集。

Amazon.co.jpより引用

こちらは<春夏秋冬>の季節ごとの短編集。

全て合わせて48編の物語が詰まっています。

季節ごとに重松さんを楽しみたい方におすすめです。

重松清おすすめ短編②ビタミンF


ビタミンF(新潮文庫)

2冊目のおすすめは「ビタミンF」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

  • 2000年、新潮社刊行
  • 直木賞受賞作
  • 2002年、NHKBS2にてドラマ化

「ゲンコツ」から「母帰る」まで全7編を収録。

そして重松さんはこの作品で直木賞を受賞しました。

文学的評価の高い作品からお探しの方におすすめです。

38歳、いつの間にか「昔」や「若い頃」といった言葉に抵抗感がなくなった。40歳、中学一年生の息子としっくりいかない。妻の入院中、どう過ごせばいいのやら。36歳、「離婚してもいいけど」、妻が最近そう呟いた……。一時の輝きを失い、人生の“中途半端”な時期に差し掛かった人たちに贈るエール。「また、がんばってみるか――」、心の内で、こっそり呟きたくなる短編七編。直木賞受賞作。

Amazon.co.jpより引用

重松清おすすめ短編③送り火


送り火 (文春文庫)

3冊目のおすすめは「送り火」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

家族の幸せを思うとき、自分自身は勘定に入れない。「あの頃の父親って、ウチのお父さんだけじゃなくて、みんなそうだったんじゃないの?」女手ひとつで娘を育てあげ、いまはさびれた団地で独居する母が娘にそう呟く(表題作)。パンクロック評論で注目された青年の四半世紀後を描く「シド・ヴィシャスから遠く離れて」。大切なひとを思い、日々を懸命に生きる人びとのありふれた風景。とある私鉄沿線を舞台に「親子」「夫婦」のせつない日常を描いて胸に沁みる9つの短篇。

Amazon.co.jpより引用

こちらは「親子」や「夫婦」を描いた短編集。

9編どれもがめっちゃ泣ける!!

確実に泣ける作品をお探しの方におすすめです。

重松清おすすめ短編④青い鳥


青い鳥(新潮文庫)

4冊目のおすすめは「青い鳥」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒──後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。

Amazon.co.jpより引用

こちらは名作と名高い1冊。

レビュー評価もとても高くなっています(↓)

重松清さんの作品を初めて読みました。何から手に取ろうかと迷い、名作と名高いこの本を読んでみました。
実際読み進めてみて、重松さんの人の心を読み取る力の深く繊細な事、そしてそれを鮮やかに掬い上げ、読者の心の琴線にふれる様に描く表現力に圧倒されました。思春期と言われる時期の子供の心は独特なものがありますが、本当によく熟知なさっていると思います。予想していた以上に重い内容もあり、現在の子供達の苦しさを思って、読み進めていくのが辛くなるところもありましたが、引き込まれて読了しました。

Amazon.co.jpより引用

8つの短編全てに吃音の村内先生が登場。

そして子供たちの悩みを全て村内先生が解決します。

先生の作品からお探しの方におすすめです。

重松清おすすめ短編⑤気をつけ、礼。


気をつけ、礼。

5冊目のおすすめは、「気をつけ、礼。

こちらは、こんな作品となっています(↓)

僕は、あの頃の先生より歳をとった―それでも、先生はずっと、僕の先生だった。受験の役には立たなかったし、何かを教わったんだということにさえ、若いうちは気づかなかった。オトナになってからわかった...画家になる夢に破れた美術教師、ニール・ヤングを教えてくれた物理の先生、怖いけど本当は優しい保健室のおばちゃん。教師と教え子との、懐かしく、ちょっと寂しく、決して失われない物語。時が流れること、生きていくことの切なさを、やさしく包みこむ全六篇。

Googleブックスより引用

こちらは先生が主人公の物語。

重松さんは、昔、先生に憧れていた時期があったそう。

そんな思いを題材にしたと言われています。

教師作品を読みたい方におすすめです。

重松清おすすめ短編⑥小さき者へ


小さき者へ (新潮文庫)

6冊目のおすすめは「小さき者へ」。

こちらはこんな作品となっています(↓)

お父さんが初めてビートルズを聴いたのは、今のおまえと同じ歳――十四歳、中学二年生の時だった。いつも爪を噛み、顔はにきびだらけで、わかったふりをするおとなが許せなかった。どうしてそれを忘れていたのだろう。お父さんがやるべきこと、やってはならないことの答えは、こんなに身近にあったのに……心を閉ざした息子に語りかける表題作ほか、「家族」と「父親」を問う全六篇。

Amazon.co.jpより引用

こちらは親と子の短編集。

主に父親と子供の短編が詰まっています。

またこちらもレビュー評価の高いことで有名です(↓)

胸が熱くなったり、締め付けられる作品ばかりでした。
親が子供を想う気持ち、後ろで見守り応援してくれる姿に
自分の父を重ね合わせて目頭が熱くなります。

Amazon.co.jpより引用

親子の物語をお探しの方におすすめです。

重松清おすすめ短編⑦かぞえきれない星の、その次の星


かぞえきれない星の、その次の星

最後の短編おすすめは「かぞえきれない星の、その次の星」。

こちらは重松さんの最新短編集となっています(↓)

  • 2021年9月出版
  • KADOKAWA刊行
  • 雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇

僕も先日読み終わったばかりなのですが、「これこれ!!」といった感じでした。

レビューも高評価です(↓)

ああ、重松作品だなぁ。たったの1行で、ワンフレーズで、グッと胸に迫り、涙が止まらなくなる。切なさや悲しさほろ苦さなど何とも言えない感情があふれ出しどの作品も重みがあって心に刺さりました。コロナ禍を舞台に幸せの王子、桃太郎、星の王子さまその他色々な物語をちりばめながらのどれも素敵な作品でした。

読書メーターより引用

重松作品にもいよいよコロナが登場。

最新短編からお探しの方におすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

今日は重松清さんのおすすめ短編についてまとめてみました。

僕は「重松清の特徴や傾向」という記事も書いています。

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ではまた。

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