こんにちは。
彩人です。
「米澤穂信さんの『可燃物』ってどんな作品かな?」
今日はこんな方向けに記事を書いています。
僕は米澤穂信さんのファン歴15年!!
そんな僕が「可燃物」について書いています。
よろしくお願いします。
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量は150〜200冊!
米澤穂信「可燃物」のネタバレありのあらすじと感想!【文庫は未発売】
まず米澤穂信さんの「可燃物」とはこんな作品です(↓)
- 257ページ
- 文藝春秋刊
- 文庫は未発売
- 2023年7月発売
- 米澤穂信初の警察ミステリー
こんな感じでして、全5篇を収録したミステリー。
まったく新しい感覚のミステリーとなっています。
ちなみに「可燃物」はオーディブルで聴くことが可能!
なので登録すれば、無料で聴くことができます(↓)
米澤穂信「可燃物」のネタバレありのあらすじ①崖の下
まず1話目は「崖の下」スノボものミステリー。
群馬県を舞台にした、スノボミステリーでした。
まず、5人のスノボ客と連絡が取れないと通報が入ります。
ここで登場するのが主役の「葛(かつら)警部」。
彼は捜査一課の刑事でした。
しかしその後、後東が死亡していることが判明!
後東には刺された跡があったのです。
ここで警察(葛警部)が動いたのでした。
さて、冒頭から読ませましたよね!
なぜなら、凶器から血液型まで推理要素が満載だったから。
なので1話目からがっつりした、ミステリーでした。
米澤穂信「可燃物」のネタバレありのあらすじ②ねむけ
続いて、2話目「ねむけ」は交通事故の話。
被害者・金井みよ子は、意識不明で病院に搬入されます。
ここで、登場したのが主人公・葛警部。
なぜなら金井に殴打された跡があったから。
なので葛警部の登場となりました。
さてここで容疑者の一人、田熊竜人が交通事故に遭遇。
ところが目撃者がやけに多い深夜の事故でした。
そして誰かを庇っている様子も伺える!
それはなぜなのか?
この事件のキーワードは「ねむけ」。
なぜなら、眠気が事故につながったから。
なので「ねむけ」がキーワードなのでした。
ただ、僕はこの話だけは好きになれず…。
詳細は割愛させてください🙇♂️
米澤穂信「可燃物」のネタバレありのあらすじ③命の恩
3話目「命の恩」は人体発見の話。
この話あたりから面白くなってきます。
人の腕が榛名山麓「きすげ回廊」で発見。
被害者は野末晴義。野末勝の父親でした。
ところがこの話から本当に面白い!
なぜなら、だんだんわかりやすくなってきたから。
なので3話目あたりからが面白さのピークです。
さて、被害者・野末晴義は宮田村から借金。
多額の借用書が見つかったのでした。
しかし宮田村は野末から命を救ってもらった人。
いわば「命の恩人」でした。
しかしこれだけでは終わりません!
なぜなら晴義は、宮田村の娘まで救ったから。
なので宮田村は本当に恩を感じでいたのでした。
そして宮田村は殺人まで献身的に実行。
なんと殺した動機までが「命の恩」だったのです。
米澤穂信「可燃物」のネタバレありのあらすじ④可燃物
さて4話目「可燃物」は「放火」のお話。
近所のゴミ捨て場から、次々にボヤが発生したのです。
しかし、犯行の日は、曇天、雨天などの日。
そこで葛警部が推理を働かせました。
これは「燃え上がらせること」が目的ではない、と。
なので別の目的があると踏んだのです。
さて、この話もめっちゃ面白かったですよね!
なぜなら、動機の解明が意外だったから。
なのでとても読ませる作品に仕上がっていました。
米澤穂信「可燃物」のネタバレありのあらすじ⑤本物か
最後の「本物か」は立てこもり事件の話。
ファミリーレストランで拳銃所持の立てこもり事件が起きたのです。
この事件の鍵は、
①「逃げろ!」とは誰が叫んだのか?
②スパゲティの茹で時間と「逃げろ」の時間
こちらがポイント。
しかし、こちらを見事解決したのが葛警部。
茹で時間をヒントに見事事件を解決したのでした。
米澤穂信「可燃物」の全体的な感想【めっちゃ面白い推理小説!】
最後に全体的な感想は、めっちゃ面白い!!です。
なぜなら、本格的なミステリーだったから。
なので米澤穂信好き、ミステリー好きにはたまらない作品となっています。
ちなみに本作には、私生活などの記載は一切なし。
徹底した推理小説に仕上がっていました。
注目なのは、シリーズ続編はあるのかどうか?
なぜなら「新たなシリーズ」とあったから。
なので続編があるかにも注目ですね!
米澤穂信「可燃物」のあらすじや感想まとめ
いかがでしたか?
今日は米澤穂信の「可燃物」のあらすじ感想を書いてみました。
ちなみに「2023年のおすすめ小説」はこちらでもご紹介しています(↓)
-
最近(2021〜24年)のおすすめ小説ランキング20選!【話題作】
こんにちは。 彩人です。 「最近のおすすめ小説が知りたい…!」 今日はこんな方向けに記事を書いています。 僕の年間読書量は150〜200冊!! そんな僕が最近出た小説をご紹介しています。 よろしくお願 ...
続きを見る
良かったらこちらもよろしくお願いします。
ではまた。