村上春樹はなぜこんなに人気？なぜすごい？【人気理由を徹底解説！】

こんにちは。

彩人です。

「村上春樹ってなぜすごいんだろう？」

「村上春樹はどうして人気があるのかな？」

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕は年間読書量の1/3が村上春樹。

そんな僕が彼の人気について解説しています。

よろしくお願いします。

あやと

執筆者・彩人プロフィール
・読書ブロガー
・日本大学文理学部卒業
・年間読書量の1/3が村上春樹

村上春樹はなぜ人気？なぜこんなにすごい？【人気理由を徹底解説！】

よくわからない村上春樹はなぜ人気なのか？

まず人気の理由は、次の5つからです（↓）

こんな5つの理由から。

なので話題から受賞歴まですごいというわけです。

ではそれぞれ、どんな理由なのでしょうか？

詳しく見て行きたいと思います。

村上春樹が人気の理由・すごい理由①文章が上手い

まず人気の一番の理由は文章が上手いからです。

例えばWikipediaでは、こう解説されています（↓）

平易で親しみやすい文章は村上がデビュー当時から意識して行ったことであり、村上によれば「敷居の低さ」で「心に訴えかける」文章は、アメリカ作家のブローティガンとヴォガネットからの影響だという。「文章はリズムがいちばん大事」とは村上がよく話す言葉。

こんな感じで文章に秘密があると指摘。

なので国内外で人気があるというわけです。

例えば、これはドストエフスキーと比べると良くわかります（↓）

7月はじめの酷暑のころのある日の夕暮れ近く、一人の青年が、小部屋を借りているS横町のある建物の門をふらりと出て、思いまようらしく、のろのろと、K橋の方へ歩き出した。

ドフトエフスキー「罪と罰」冒頭より引用

こんな感じでドストエフスキーの方が難解。

一方、村上春樹はというと（↓）

よくイルカホテルの夢を見る。

夢の中で僕はそこに含まれている。つまりある種の継続的状況としてそこに含まれている。

村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」の冒頭より引用

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

こんな感じで、とても読みやすいことがポイント。

なので人気がある、というわけです。

村上春樹が人気の理由・すごい理由②誰にもでも当てはまる

またアメリカのジェイ・マキナニーはこう評しています（↓）

「村上は都会で暮らす普通の人の日常を巧みに描く。日本を舞台にしていても、登場人物がニューヨークやストックホルム、ミラノで生活していたって、なんら違和感がないのが特徴だ。世界中で同じように読むことができる」

こんな感じで誰にでも当てはまると指摘。

つまりアメリカ人でも日本人でも、当てはまるため、違和感がない。

そのため、世界中で読まれている、というわけです。

村上春樹が人気の理由・すごい理由③比喩・隠喩が上手い

また比喩や隠喩が巧みだとする声もあります（↓）

「隠喩能力を、異なった二つのイメージ間のジャンプ力と考えるなら、彼ほど遠くまでジャンプする日本の作家は存在しない」

精神科医・批評家の斎藤環さんの批評より

こんな感じで隠喩の巧みさについて評価。

例えば「パン屋を襲う」だとこんな感じです（↓）

「なるほど。そういうことならこうしようじゃないか。君たちは好きにパンを食べればいい。その代わりワシは君たちを呪ってやる。それでかまわんかな」

「呪うってどんな風に？」

「呪いはいつも不確かだ。地下鉄の時刻表とは違う」

（パン屋を襲うより引用）

こんな感じで「不確かさ」を「地下鉄の時刻表とは違う」と比喩。

こんな比喩が上手いので、人気があるというわけです。

村上春樹が人気の理由・すごい理由④売れているから売れている

また「売れるから売れる」という理由もありそうです。

例えば、

こちらは、「売れているから買う」という人も多いですよね。

なぜならブームから乗り遅れたくないから。

なので村上春樹も、

こんな理由からも読まれているのではないでしょうか。

村上春樹が人気の理由・すごい理由⑤理由は説明不能

また芸術作品なので、説明は不可能という見方もあります。

例えば、全盛期の小室哲哉さん。

また、

こんなアーティストも人気理由は説明不可能ですよね。

なぜなら「芸術作品」だから。

「良いから良い」とする人もいるようです。

まとめ

いかがでしたか？

今日は村上春樹さんがなぜ人気なのかを考察して見ました。

僕は「村上春樹さんの特徴」についても考察しています。

良かったらこちらもよろしくお願いします。

ではまた。